世界と唯一勝負できるであろう自動車産業
EVやコンテンツ勝負では無く、MaaSプラットフォームを抑えて
世界に羽ばたく事を願っておりこの分野は早くからウオッチしていましたが。
ようやく大きな一歩への舵取りが始まった模様です。
特定の条件下で運転を完全に自動化する「レベル4」の自動運転車の公道走行を許可する制度を盛り込んだ道路交通法の改正案を閣議決定した。今国会での成立を目指す。過疎地での無人自動運転による移動サービスなどを想定しており、早ければ2022年度内にレベル4の公道走行が可能になる見通しだ。
日経電子版記事より引用
これは非常に興味深い内容です。
先ずは「MaaS」について整理しておきましょう。
MaaSとは(Mobility as a Service)、ICT(情報通信技術)を活用して交通をクラウド化し、公共交通か否か、またその運営主体にかかわらず、自家用車以外の全ての交通手段による移動を1つのサービスとして捉え、シームレスにつなぐ新たな『移動』の概念
Wikipedia
MaaSと言う言葉がひとり歩きしていますが、AIなどの自動運転の内容では無くてそれに関連した公共移動体サービス全体を含むサービスを示している内容です。
自動運転レベル(MaaSレベルとは違う)の定義ははこちらをご確認下さい。
MaaSに関しては、その内容も細かく定義されており自動運転レベルは、運転の主体や自動運転の技術到達度、走行可能エリアなどによって「レベル0」から「レベル5」の6段階に分類されている。
そこで冒頭に話題に戻します。
自動運転「レベル4」解禁へ 政府、法改正案を閣議決定
このニュースには実際の所、驚いております。
現に安全基準に世界一厳しい規制の日本が「レベル4」の運行許可制度を創設
・レベル4:社会全体目標の統合国や自治体、事業者が、都市計画や政策レベルで交通の在り方について協調していく段階。国家プロジェクトの形で推進される、MaaSの最終形態。
この段階の議論まで進んでおり2022年中には何らかの具体的な方向性が見えて来そうな感じです。2021年に法改正を行ったドイツに続く法整備になるようです。
これには期待が集まりますよね。
既に世界や国内の自動車産業界の進化は凄まじくAI自動運転技術も既に実用段階まで入って来ており公共機関での運用が一番理にかなっている感じです。
先ずは循環バスなどから運行して先陣を切れると良いですね。
規制改革さえ進めば応用技術は世界でもピカ1のお国柄です。間違いなく強みを活かせる分野ですね。その中に今まで培ったAI技術を搭載してオールニッポンで進む事を願ってやみません。
ーPRー