良くあるケースで「何か要望事項はありますか?」
最近話題では「DXに関して」とある企業の経営者が部門メンバーに
「DXに関しての現状のお仕事課題をあげて」

この様な「意見伺い」
多くの企業でもやっていると思います(私も過去にいっぱいやってました)

実はこの「意見伺い」はシステムコンサル現場でも結構気軽に行ってしまいますが
きちんとしたテーマや方向性が決まっておりその範囲内での「意見伺い」で有れば
落とし所も見つけ易く対応策も明確なので良いですが

何の方向性も深い考えも無く単なる「意見伺い」と言うフリーディスカッション
実は結構危険な内容を含んでいます。

良くあるのが「解決出来ない課題や愚痴課題、不満のはけ口となる」この様なケースに陥ります。
特に人間関係でギクシャクしている職場などでは顕著です。

原因は「対応策や具体的対策、代案が提示出来ずに」不満や文句愚痴だけが
表面化(顕在化)しているケースです。

意見を出す方は「意見したからには対応策検討してね」
意見要望を受けた方は「出来る事はやるが出来ない事は出来ない」
が本音であり、結局は意見は聞いたが「そこから何も見出せない」
単に「ガス抜き」にもならない不満が共有化だけされて終わり

こんなケースを自身でも経験して、お客様先でも多く目にしています。

この解決策は無いのか?と言う深い命題(永遠の課題)になりますが

課題解決策として2つの方法です。
・要望課題の奥にある真相(深層)部分を掘り下げて原因を探る
・普段からのコミュニケーションで問題を可視化して一緒に探る

これに尽きますが言うは易しです。これが出来ていないから
「表面的で事務的な意見伺い」の地雷を踏みます。

当事者間では解決出来ない深い溝です
利害の無い第三者が意外に回答を持っています。

単なる愚痴や不満のはけ口だけにならず対応策も一緒に考えられる
人材育成を目指しましょう。
悩める上司や経営者のご相談お待ちしています。

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