NZ教育省推奨オンラインプログラミング教材「コードアベンジヤーズ」
国内の販売のサポートを行うブログを書いている中

以下ような記事を目にしたので、内容を確認しながら「コードアベンジャーズ」と国内GIGAスクールとの可能性を探って見ます。

デジタル庁 2022年1月7日発表記事
「教育データ利活用ロードマップを策定しました」

この中にPDF資料として「教育データ利活用ロードマップ」がありましたので読み込んで解説してみます。全54ページにも及ぶ力作です

教育データ利活用ロードマップ 令和4(2022)年1月7日

年末からかけて、関係者の方々でそうとうな過重労働の中で作り上げたと想像します。
今回の発表は『GIGAスクール構想』の中のデジタル庁の役割からの目線なので教育内容とか教育ポリシーとかと言うよりはシステム寄りの内容の感じがしています。

「教育データ利活用ロードマップ」の資料で気になった部分

3ページ目【ロードマップのポイント②(各論)】
論点:調査等のオンライン化・教育データの標準化
検討の方向性:調査等のオンライン化を行った上で、優先順位を考えながら、随時教育データの標準化を行なっていく。その際、国際的な標準を参考にしつつ、我が国の実情に合う形で進めて行く。

深読みすると2種類の可能性があります。

オンライン教育のプラットフォーム構築においてデータの標準化を国際的な標準を参考にしつつ進める。

これは、ID管理や教育情報の管理(LMS:Learning Management System)の事を言っているのかもしれない、そうなると国内外でシームレスな管理体系を作り参加者が同じ環境下で情報を共有しながら教育の機会を創出する感じをイメージ。
しかし、後半で「国が一元的にこどもの情報を管理するデータベースを構築することは考えていない」と表記してある、そうなるともう一方の考え方として

オンライン教育のコンテンツ(中身や素材)の標準化を行う、その際に国際的なコンテンツも柔軟に組み入れて、我が国の実情に合わせて進める。

これは現実的かもしれない、一社のコンテンツを導入と言うよりは様々なコンテンツを体系化して標準化(良い所取り)をしながら国内外の仕組みを盛り込んだ素材を設計する感じとも受け取れる。

しかし、どちらにしても耳障りは良いですが、これは教育ポリシーや企業、国際間の忖度も含めて調整が難航するのは予想に簡単です。
色々な仕組みの良い所取りが良いのか、国際的にも実績のある(可能性のある)製品を選んで行くか注目ではあります。

その際にNZ教育省推奨のオンラインプログラミング教育『コードアベンジヤーズ』が選択肢に選ばれればすごい事であります。

これには一販売代理店の力では無理ですので、ニュージーランド教育省とNZ大使館がタッグを組み、日本国の文科省をはじめ各省庁に政治的なプッシュが必要になります。

資料を見ていて気になった部分 その②

どちらかと言うとデジタル庁からの発信記事なので、仕組み(システム寄り)の内容になっている部分は否めません。

かなり複雑に作り込もうとしている熱が感じられます(逆に言うと絵に描いた餅的な)これを時間をかけて精査しながら進めるのはITゼネコンに全て牛耳られ身動きの出来ないローカルシステム(カラパゴス)になるのではと感じます。
日本人独特のがんじがらめのガチガチシステムになりそうです。

もう一つは、どこかのページに資料が転がっているかもですが
教育の方針(ポリシー)とかどこに向かって何を目指しているか?
的な部分があまり見かけませんでした。

海外のマネをしましょうとはいいませんが
ニュージーランドでは「テファリキ」と言われる幼児教育に関しての教育カリキュラムがあるそうです。

テファリキとは、1996年にニュージーランドで導入された幼児教育のカリキュラムです。読み書きや運動、「○才までに○○ができるように」といった日本でよくある幼児教育とは違い、子どもの社会的・文化的な学びや、さまざまな人々との関わりを重視しています。また、集団活動を強制せず、一人ひとりの子どもの意思を尊重するのも特徴。子どもたちはそれぞれ好きな場所で好きなように、思いっきり遊びながら「自分で考えていくプロセス」を習得していくスタイルを重視

日本独自のカリキュラムも有りですが、良い事例は積極的に取り入れて行けると良いですね。(行政側のプライドもあろうかと思いますが)

今回の資料を見る限りでは教育ポリシーと言うよりも「利活用ルール、ポリシー」の方が重要視されていて、色々な関係各所への配慮や懸念事項ばかりが先行して、仕様のボリュームばかりで内容が頭に入ってこない感じです。

特に教育は他の制度とは違い「国で方針を決めて後は地方自治体で柔軟に対応」とは行かない分野でしょうから、お国の方針で利用自治体は落下傘(パラシュート)の内容に従いざる得ないでしょうね。

今回の内容は「まちの総務」としてのお国のへの提言などと言うモノでは無く方針の中におススメ出来る良い商材が組み込まれれば良いですよね。
こんな目線での情報共有でございます。

最後に他国での「コードアベンジヤーズ」の浸透方法は
ベトナムなどではニュージーランド大使館が「コードアベンジヤーズ」を推奨し、各種イベント(コードキャンプなど)を通じて各国と繋げて、そこから学校(インターナショナルスクール)などに導入を進めているそうです。
日本国内もこのような動きが出て来れば知名度も上がって行くのではと感じております。
しかしながら、これは大使館側の方針なので何とも言い難いですが、機会が有ればアプローチしてみます。

このようなご縁をいただきながら、お国の方向性にも言及させていただき
学びを場を得られている事に感謝いたします。

ーPRー