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前回は申請部分の第一ハードルの事前確認について解説しました。

給付額の算出方法について詳しく解説します。

今回は、実は資料を読み解く中「一番わかり難い」給付額の算出方法について詳しく解説します。

事業復活支援金の概要からのポイント

2021年11月~2022年3月のいずれかの月の売上高が、2018年11月~2021年3月までの間の任意の同じ月の売上高と比較して50%以上又は30%以上50%未満減少した事業者

これは何となく言わんとしていることは分かります。
ですが、わかり難くしているのが
「2018年11月~2021年3月までの間の任意の同じ月の売上高と比較して」そうか、最近の落ちた売上高の月と、同じ月の比較でいいのかな?この様に表現しているので結構シンプルだな・・・と考えると落とし穴があります。

概要書を良く読み解くと、実はこの部分に大きな乖離がありましたので
細かく説明を行います。

給付額の算出計算式

言葉の定義から整理します。

「対象月の売上高」

これはシンプルです、2021年11月~2022年3月の中で最も売り上げの低い月を1ヶ月分選ぶだけです。
焦って11月、12月を選んでも良いですが、1月、2月、3月の方が売上高が低い場合はそちらを選択した方が良い場合もあります。

「基準期間の売上高」

実はここが一番厄介なわかり難い表現になっています。
【誤】2018年11月~2021年3月までの間の任意の同じ月の売上高
【正】①2018.11-2019.3 ②2019.11-2020.3 ③2020.11-2021.3 のいずれかの5ヶ月分合計売上高

「任意の同じ月の売上高」では無く、上記①~③のいずれかの年の5ヶ月分を合計した売上高が「基準期間の売上高」になりますので注意してください。(ここテストに出ます)

例をあげます

2018.11-2019.3の各月の売上高が100万円とします
・「基準期間の売上高」は100万円×5=500万円
・「対象月の売上高」が50万円とします。50万円×5=250万円

給付額 = 基準期間の売上高 ― 対象月の売上高×5
250万円 = 500万円 ― 250万円

給付額は250万円ですが、給付上限額がありますのでその限度内での支給になります。

この計算方法や対象月を誤ると支援金の給付が行われないので注意が必要です。

2019年(度)、2020年(度)※1及び選択する基準期間についての説明は以上になりますがこの表だけをみてどれだけの人が理解できるのか?結構わかり難いですね。

今のうちに、計算準備と基準期間の売上高の確定申告書を準備しておきましょう。

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