「AIの進化で将来無くなる仕事の上位」に士業が入っているが
実はそんなに簡単では無いと考えています。
単なる計算や事務仕事は合理化出来ても
コンサルティング的な相談やアドバイスは定型化は難しい部分もあり
半分正解で半分は不正解ではないかと。
しかし、この業界はお堅い部分やガチガチのルールに縛られている所もあり
合理化(デジタル化)が進まない分野であり、DXとは対極な位置と考えられている。
「士業DXをハック」する
そこで将来を見据えて「士業DXをハック」するべく
事業の中身を分析しながら本質的なDXとして何が出来るか?
何をすべきか?を考えてみます。
先ずは今一度、IT化(デジタル化)とDXを整理してみます。
お仕事の内容がPC化によって書類作成や転記コピー等は便利にはなっているが
やはり紙文化と押印文化はまだまだ根強い業界であります。
そんな中で一般的な事務処理のIT化(デジタル化)として考えられるのは
- 文章書類の共有化
- メンバーのスケジュールや進捗確認
- クラウド環境の整備
これは一般的にも単なるIT化の合理化や改善に過ぎない。
では「DXの本質」は何処にあるのだろうか?
思いつく所をツラツラと書いて見る。
- 一つ一つの案件がタスクに分けられているだろうか
- タクスの中身がコア;ノンコア業務に整理されているか?
- 有資格者が行う仕事と事務員のお仕事が明確に区別されているか?
- イレギュラー業務と定型業務で整理出来ているか?
先ずは徹底的に業務棚卸しを行う必要があります。
仮説を立てながら分析データとの検証作業を行います。
仮説①
- イレギュラー業務と定型業務のボリューム割合は2対8
- コア業務ノンコア業務割合 2対8
- 有資格者が行うべき業務 2対8 (面談など)
2対8の法則を導き出して、8割部分を第二次分析します。
- 共通化やフォーマット化出来ないか?
- 外注化やリモート処理は出来ないか?
- 自動化出来ないか?
この部分まではIT化(デジタル化)の範囲です。
この次が本質的なDXに入って行きます。
徹底的なデジタル化を進めて合理化やスピード処理を可能にします。
そうなればしめたものです。
事務体制が整った段階で、営業に力を入れましょう。
合理化で余力が出来た分新たな顧客業務を増やします。
※ここポイント
逆にこの分析が出来ない状態で増員や拡大は危険です
業務の効率化が出来ていれば、事務員の増員又はシステム化も容易です。
仕事を効率的に回す仕組みが出来たら、事業拡大の準備完了です。
拡大路線に進めましょう。
苦手な分野や弱い分野は同業とも連携しましょう。
データ共有(クラウド環境)が有れば容易です。
大括りですがこれもDXの一環になると考えます。
安易な拡大路線は成長痛や無理が出て軋轢もうまれます。
先ずは分析⇨IT合理化⇨拡大このような方向で進めて行くのが
「士業DX」の王道かと思います。
これはあくまでも仮説として、実際の業務と照らし合わせて進めていきます。
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