ユーザーの声を聞きすぎて間に受けた状態で
プロジェクトを進めると失敗しますよは前回お話しました。
今回は、失敗事例から学ぶ回避方法について考えていきます。
前回、ユーザー課題を裏読みしてみました。
これらをまとめて見ますと
ユーザーに意見を求めると表面的には「もっともらしい」優等生の課題を提示してくれます。しかし、その裏には「自分には負担かけないでね、面倒は嫌だよ」こんな本音があるのが事実です。
ここを履き違えてシステム化しても結局仕事が増えて面倒なので
「難癖つけて使わない」こんな状況は嫌と言うほど経験してきました。
考えられる対応策を一緒に考えていきましょう。
先にあげた課題は決して嘘ではありません。皆さん共通の課題としては持っています。しかし「面倒は嫌だよ、仕事が増えるのは嫌だよ」ここをいかに取り払い最低限の手間工数で最大限の成果を出すのが大事なポイントです。
理想はUX(ユーザーエクスペリエンス)にあります
ユーザーエクスペリエンスとは、製品やサービスを使用することで得られるユーザー体験の総称です。
ただ単に使いやすい、わかりやすいだけでなく、ユーザーの行動を導き、ユーザーがやりたいことを「楽しく・心地よく」実現することを目指した概念です。
- 本当に伝えたい事
- 伝えるべき事
- 伝えないと困る事
- 最低限伝えるべき内容
この辺まで徹底的に絞り込みます。
決して伝える内容を報告書的な内容の必要はありません
介護職や看護士でいう所の引継ぎ申し送り文書で良いわけです。
Twitterでいう140文字程度で簡潔に伝える…これに尽きると思います。
システムでユーザー名、日時は自動で付加できて誰が読んだかもシステム機能でわかります。
使っているユーザーが自らアイディアを出しながらシステムが成長していきます。
結局は情報共有などはこの辺から徐々に始めて情報を溜める癖付けこれだけならマニュアルも面倒な操作も不要です。そうして溜まったデータを次に活かす………これはその次です。
このような社内風土が出来上がって来れば次の展開は早いです。
次の展開アイディアを次回に示していきます。
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