これって結構あるあるなのですが
多くの中小企業さまでは形あるもの
設備や装置には比較的投資を行いますが

形が見えない物、例えばサービスとかソフトとかの投資には消極的です。
なので企業のシステム担当者(ひとり情シス)の担当は
便利なツールや合理化提案のソフト導入を提案しても中々OKが出ません。

そうなると、先ずは安いお手軽なソフトを導入して試します。
今では少し市民権を得てきましたが
10数年前は中々導入の敷居の高かった「グループウエア」
メジャーソフトから格安を売りのソフトまで色々とありました。

評価項目は内容よりも価格です。
当時はまだクラウド版は少し高額で製品数も少なかったので
オンプレ版と言う買取りタイプの自社サーバー設置型が結構ありました。

そんな中で格安の製品を選択して
みんなが慣れて来たらしっかりとしたシステムに…とお試し気分で導入。
ファイル共有から文章管理、簡単な掲示板と一通りの機能は揃っています。
導入してみてしばらく使って来ると

もちろん欲が出てきます。
あれもしたい、これも出来ないの?
ファイル保管の容量が足りないのだけどどうにかして

これがインフラと言う物ですね。
ユーザーが使い込めば使い込むほど利用価値が高まります。
方向性としては良いのですが、ここでいつしか壁に突き当たります。

導入の敷居が低かった格安のグループウエア
少し拡張したり、ユーザーニーズに応えようとすると
システム機能的に対応が出来ない事が多々あります。
格安にするために製品機能を絞っている事が多いのです。

そんな時に困るのが結局はシステム担当者(ひとり情シス)です。
一時的に格安であっても予算をかけて導入したシステム
既に多くの人が利用しているのでシステム変更には工数も掛かる
システム変更にはコストも掛かるので承認稟議も難しい。

そんなこんなで担当は板挟みです。
こんなお悩みの担当者は多いです。

「だから最初からしっかり考えて拡張性のある仕組みを入れておけば」
と言うのは後の祭りです。
検討した際には最良の判断をしたのですから。
そんなお悩み相談を多く伺います。

ーPRー