今回はデジタルとは切っても切れない「半導体とデジタルの関係」について
出来るだけ分かりやすく簡潔に解説します。

半導体(semiconductor)とは、電気伝導性の良い金属などの導体(良導体)と電気抵抗率の大きい絶縁体(不導体)の中間的な抵抗率をもつ物質を言う。半導体は、不純物の導入や熱や光、磁場、電圧、電流、放射線などの影響で、その導電性が顕著に変わる性質を持つ。この性質を利用して、トランジスタなどの半導体素子に利用されている。

Wikipedia

この説明でどれだけの方の頭上に???を付けたことか
いわゆる半導体の説明の時に言われる説明で

半導体とは、一定の電気的性質を備えた物質です。
物質には電気を通す「導体」と電気を通さない「絶縁体」とがあり
半導体はその中間の性質を備えた物質です。

と言う言葉で表され「導体と絶縁体の間で中間の性質を持ったものが半導体」
これは良く表現されていますが、だから何なの?もっと詳しく…
こんなモヤモヤを増やす中途半端な説明で終わるケースが多いです。

端的に言います

半導体は電気を通す導体と電気を通さない絶縁体の両方を兼ね備えた
有る条件下では「導体」になり、有る条件下では「絶縁体」になると言う
不思議な素子技術と先ずは覚えて下さい。

そこからが詳細説明です

先ずは前回の「デジタルって何」
読んでからこの章を見ていただくと理解が早いと思います。

デジタルとは「0、1」信号とお伝えしました。
この「0、1」信号をつかさどるのが半導体になります。

先の説明で
有る条件下では「導体」になり、有る条件下では「絶縁体」になると言う不思議な素子と表現しましたが、この「導体」と「絶縁体」そのものがデジタルで言う「0、1」信号そのものになります。

有る条件と言うのがミソで、ある条件の信号ここではFAX信号と仮定して
・マス目が白の時に「0」でスイッチを切ると電気を通さない「絶縁体」にな
・マス目が黒の時に「1」のスイッチを押すと電気を通す「導体」になりります

この様なオンオフの性質を持った製品が半導体と言われる製品の基本機能です。
半導体の中にはダイオードとかIC、LSI、メモリーとかいっぱいありますが
これらも基本構造は同じです(かなりザックリですが)これらに半導体の技術革新(微細化、高速化、集積化)で皆さんの生活が便利になっていると言うお話でした。

なんとなくでも理解出来ましたか?
ではまた。

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