この議論にそろそろ終止符を打てればと思います。
OAソフトとして世界的な大ヒット「Excel」ツールこれは誰もが認める素晴らしいツールであります。しかし、便利で素晴らしいツールだからこその課題も見えています。
いわゆる「VBAマクロの属人化課題」
VBAマクロとは
コピロボHPからの引用
VBA(Visual Basic for Applications)はExcelやAccessなどのOffice製品で利用できるプログラミング言語です。一方のマクロはコンピューターの操作を自動化する機能そのものを指します。マクロを動かすにはプログラミングが必要です。マクロの作成に使用されるプログラミング言語(マクロ言語)はアプリケーションによって異なり、Office製品ではVBAを使用します。「VBAは難しくて、マクロは簡単に作成できる」と誤解されることもありますが、正確には「マクロを作成するための手段の1つがVBA」なのです。
Excel機能を定型化するための手順を自動化するのが「マクロ」機能であり、そのマクロを司っているプログラム言語がVBAと言う解釈です。一般的にプログラマーが使用するプログラム言語と言う位置付けよりも業務手順化マクロを行う仕組みが結果的にVBAと言うイメージです。
「VBAマクロが組める」のと「プログラムが組める」のでは同意の様で、少し成立ちやスタート(基礎知識)が違う部分であります。この「VBAマクロ」の功績は多大で、専門知識無くある程度試しながら徐々に成長していける素晴らしいツールではあります。
そのために「社内のOA担当」や「改善意識の強い方」などがこぞって社内の業務改善に役立つ仕組みを量産していきました。
Excelに於ける業務効率を民主化した立役者でもあります。
ここまでは「良い部分」であります。
しかし物事には負の側面もあり、良い部分が広まれば広まる程、新たに違った問題も浮き彫りになります。
「属人化、継承性」の課題です。
VBA担当者をディスる訳では無くあるあるとして聞いて下さい。ある職場(会社)でPC好きな方がいつしかPC担当になりIT推進者と任命。既存の仕事以外で皆に感謝されチヤホヤされる新分野を体感。
気分揚々で、PC担当として情報収集始めデジタル知識も付いて来て改善意欲満々で社内の業務改善に乗り出す。そんな際に目に付くExcel使用の不合理さ「もっと便利に出来るのに」こんな所からVBAマクロにのめり込みます。
※この流れは結構どこの企業でもあるある事例です。
一般業務とは違い、結果が直ぐに見えるExcel改善は担当者からは感謝されます。自己肯定感も上げ上げになり、様々なExcel業務改善を進めて行きます……
ここまでもうお気付きかと思いますが
「改善」と言う錦の御旗を武器にPC担当者はいつしか作るのが楽しくなります。そこには誰もブレーキがかけられません、だって「改善」と言う会社貢献があるからです。
実はこの「改善」=「会社貢献」を少し履き違えてしまいます。
これが担当者と管理職との違いで経営者や管理職で有れば「会社貢献」も大事ではあるが「継承性」も優先度が高いです。しかしながら「デジタル苦手」な経営者や管理職は頑張っている担当に意見も言えず「デジタルカースト」が起きてしまいます。
- PC担当者「継承性や属人化を防ぐのは管理職の仕事」
- 管理職「そうは言っても人も費用も掛けられない」
このまま長いギャップを抱えて「VBAマクロ」問題として「継承性、属人化」が課題となり「VBAマクロ」の功罪と問題のすり替えが起きています。
- PC担当者「一生懸命独学で学んでみなのために頑張っているけど評価されない」
- 管理職「一人で突っ走って勝手に進めている非常に扱いにくいOA担当」
こんな対立軸を抱えているのが現在です。(弊社の顧客もほとんどがこれ)
対応策はあるのか?「あります」
「費用を抑えながら属人化を防ぎ、継承性を進めて行く施策」
に関しては次回に続きます。
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