中小企業におけるデジタル化の課題は、日々議論されています。特に、限られた人員と予算の中で「ひとり情シス」に頼らざるを得ない現状が、多くの現場で見受けられます。このシリーズでは、そんな現場での経験をもとに、「ひとり情シスを救いたい」というテーマで、関係者へのアドバイスや応援メッセージをお届けしています。
前回は「担当に必要な要素はPC好きではなく、文書好き」というテーマで「必要な素養」について考察しました。
孤立しないで!他社も同じ悩みを抱えている
今回のテーマは「孤立しないで!他社も同じ悩みを抱えている」という、非常に一般的でありながら重要な内容です。
会社という「狭い村社会」の中で、日々、業務を進める中で感じる葛藤や困難があります。多くのサラリーマンが、社内政治や人間関係に直面し、外向きよりも内向きの社内政治に苦心しているのが実情です。
そのため、社内の課題解決や人間関係の対処に頭を悩ませている方も多いでしょう。特に「ひとり情シス」として、「こうしたい」「こうあるべきだ」という思いがあっても、企業規模や予算、知識レベルなどの制約から、実現が難しいことも少なくありません。
その結果、「うちの会社はダメなんだ」といったネガティブな思考に陥りがちです。他社が成功しているように見えることから、さらに自信を失うこともあります。
しかし、視野を広げてみると、他の会社も同じような悩みを抱え、解決に向けて努力していることがわかります。「あなたの困ったは、既に誰かが解決している」という言葉の通り、同業他社でも同じ課題に直面し、解決策を見つけ進展しているのです。
「ひとり情シス」で孤立感を感じることがあっても、同じ悩みを共有する仲間が周りにたくさんいます。これが「まちの総務」コンセプトにもつながります。
匿名でも実名でも構いません。個人で悩んでいるときは、SNSを活用して外部の情報に触れてみてください。同じように悩んでいる同志や、解決策をアドバイスしてくれる有志に出会えるでしょう。「まちの総務」でもその繋がりをサポートいたします。
社内のデジタル化に関するお悩みは、「あなたの困ったは既に解決出来る誰かがいます」という視点で捉え、有益な繋がりを築いていきましょう。