マニアックな内容になりますので興味ある方だけww
一般的に装置IoTの情報は見えている部分しか表に出てきません。
当然ですよね。
仕様段階の葛藤や対策部分は表に出ずに「完成品」だけですよね。
折角なので、このブログを見ている中にはエンジニア志望の方も
いるでしょうから「現場の中の人」から情報を共有します。
今回のポイント
設備IoTと言えば、各種センサーからのデータ収集です。
各種と言うからには様々なセンサーがあり
当然収集できる情報も多種多様です。
ここで問題です。
Q1:格安に装置IoTを開発する場合は「AとB」どちらを選びますか?
A:センサー単位で仕様を変えてプログラム開発する。
B:様々なセンサーに対応できるように汎用仕様でプログラム開発する。
答えは簡単ですよね
格安で汎用性を持たせるためには「B」が必須です。
ここからがエンジニアの葛藤になります。
・汎用性を持たせる設計
・通信料を安くするために出来るだけ情報量を削りたい
・汎用性以外の設定項目が出た場合の対応
今回はこの辺が仕様設計のポイントになります。
一般的なセンサー情報をIoT情報として管理したい場合の項目
・データ1(計測値生データ又はON/OFFのカウント情報)
・データ2(補助用)
・データ3(センサー種類のID:グラフ表示判定)
・データ4(送信のタイミング:何分おきに送信するか?)
・データ5(データのフォーマットタイプ)
・固有ID:SIM通信するための固定ID
・時間
想定ではこの辺になります。
これをデータに変換すると
温湿度センサーデータの例
{“module”:”***-001″}, {“channel”:1,”type”:”i”,”value”:157,”datetime”:”2020-02-13T00:47:18.”},{“channel”:2,”type”:”i”,”value”:246,”datetime”:”2020-02-13T00:47:18.”},{“channel”:3,”type”:”b”,”value”:””,”datetime”:”2020-02-13T00:47:18.”}
このデータフォーマットで
・データ4(送信のタイミング:何分おきに送信するか?)
以外のすべてのデータは送信可能です。
次の課題は
・データ4(送信のタイミング:何分おきに送信するか?)
をどう扱うか?
・マイコン側にプログラムで書き込むと、変更毎にプログラムのROM書込みが発生します
・マイコン基板にDIPスイッチ基板を取り付けてピン配置で変更
・ユーザー側Webプログラムから変更値(パラメータ)で送り込む
それぞれ一長一短があり
ここを今悩み中です。
現場からは以上です。