部品加工製造業さま

問題点や課題内容

製品の外観検査を外国籍の実習生が行っているが、外観基準も不明確で、手順の教育も不十分な状態で、実習者任せになっている。要求品質が高い顧客向けの製品は、一度梱包まで行ったものを社員が開梱して検品を行っている。

アドバイス

日本人、外国人に関わらず、目視による外観検査には判断材料が非常にあいまいで難しいです。特に色目やキズなどの不具合に関しては不良品と良品の境目に関しても非常にあいまいになります。
一般論としてのアドバイスは不良品の範囲「不良限度見本」を準備して限度見本範囲を決めて「以上、以下での判定」にて評価します。
その際に重要な事は不良発生時の不具合品を標本(見本)として保管して良品/不良品限度を決めて対応します。

よくあるケースではお客様は「不良ゼロ」を求めますが、自社の実力と製品価格の妥協性で経営判断が必要になります。

本アドバイスは外観検査でのリジェクトについてのアドバイスですが、本質は源流管理が重要であるということを理解してください。

源流管理のアドバイスに関しましては「まちの総務」にご相談下さい。

Category: 品質管理