前回のPart1では専門家の使命
上手に活かす事を提案して行くのが「専門家の使命」では無いか
ISO審査員:ルールに則り不足部分を指摘して改善を促す
ISOコンサル:ポイントを絞り自社の強みにする提案をする
について書きました、今回はこの中の「ポイントを絞り自社の強みにする提案をする」について掘り下げます。
ポイントを絞り自社の強みにする提案をする
ISO審査で一番初めにヒアリングされる内容は「目標管理」です
審査員の審査思考(ストーリー)はまずはしっかりと「社内方針に従い」
「改善目標(値)を定め」⇒「施策を検討し」⇒「改善を進め」⇒「マネジメントレビュー」しているか。
「ISO取得会社は当然どこの会社もやっています」的に感じますが。お話しを伺う中、圧倒的に「目標管理」が弱いもっと言うと目標設定が漠然として出来ていない。このように声を揃えてお聞きします。
まさに、一番の重要な「目標設定」が経営者を始め管理職、現場担当まで周知出来ておらず。納得できる内容でなく「号令」になっている。これが冒頭の費用対効果が見えずに形骸化する原因。ここに帰結しました。
どうしたら良いか?(重要なポイント)
経営者(管理職)は目標管理する内容のそもそもの目標設定が出来ていません。目標を単なる言葉として「品質向上」「安全第一」「顧客満足」と定義すると、次が進みません。これは「暗黙知」であり「言ったから出来る」の思い込みになります。これを「形式知」数値化するのが先になります。
圧倒的に弱いのが、この現状のデータ化(数値化)です。
現状の課題数値は認識していますか?課題の数値が分からず、解決の目標設定など出来ません。
「10%の不良を2%減らす」
「80%の良品率を82%にする」
「クレーム件数を前期10件を5%減らす」
「エネルギーコストを10%下げる」
この様な現状の数値把握です。この部分を行うのに圧倒的な経験や知識が必要です。ここをないがしろにして「目標管理しなくちゃ」これは「ダイエットしなくちゃ」これに近いものがあります。
先ずは、ISO云々よりも「目標管理」を一緒に考えて見ましょう。この様な問いかけとこのコンサルが入り口になると思います。
結論です
弊社で登録(お願いしている)企業OBの研修講師は圧倒的な知識と経験を有しております。「ISOを取得しているが活用に疑問を感じている経営者」に向けて「目標管理について一緒に課題を見つける無料相談」この辺がキャッチコピーになろうかと
先ずは無料相談で敷居を下げて目標設定の手法や現場で一緒にデータ取りを行う(ここは有料又は教育助成金活用)ここまでをサポートする事でISO取得を単なる手段では無く有効的な使える手法に導けるのではと考える次第です。
次はISOのもう一つの大切な事「QC工程図」について掘り下げます。
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