SNSでこんな投稿を見かけた。
「自身の仕事が忙しく、合理化や改善は評価されない仕事なのであまり積極的にならない」

ウーン、これはサラリーマンの真理なのかもしれないが何か非常に違和感を感じた内容でもありました。

この内容は非常に重く二つの側面があると感じます。

その一つは「業務の合理化や改善は誰のため」

これが一般にはびこるサラリーマン根性なのか「業務の合理化や改善は誰のため」と言う発想や目線がすごく短絡的です。本来は自身のためで「仕事が忙しくから合理化や改善が出来ない」のでは無く「合理化や改善をすることで忙しいお仕事を変えて行く」これが筋論ではありますが

この部分の発想がサラリーマンらしいのか?本来の意味を履き違えているのか?言われたことだけやるのがお仕事?言われたこと以外は評価されないからやらない。何か非常に悲しい気持ちになりますがこれがサラリーマン根性というには少し乱暴な気もします。

もう一つの側面「曖昧な人事評価制度」

上記が一般論であるとするとデジタル化推進などは夢のまた夢、何度もブログ等で書いていますが「DXとIT化」を一言で表すと

お仕事の合理化や改善を行うのは担当者で、これはIT。お仕事の内容そのものを無くしていけるのは経営者、これがDX。なのでDXは経営者や力のある方しか推進出来ない

筆者が考える「DXとIT化」の定義

合理化や改善は上司や経営者に指示されて考える内容では無く、自身のため(効率化や自己成長)のためと考えるがいかがであろうか?

仮にこのマイナス思考がマジョリティであるとすると現在、国を挙げて推進しているデジタル立国の根底が覆される。効率化すべき人たちが他力本願であり、変化を好まない方向です。これでは旗振り役がいくら声高に叫んだ所で虚しいだけです。

「人事評価」が仮に基準軸であるとすると、この評価はお金なのか?昇進なのか?どのようなインセンティブかは?ですが。逆に考えるとこの評価の薄い所がサラリーマンのやりがいや改善欲を削いでいるとすると非常にもったいないです。

  • 力があるのに出さないのか
  • 力がないから出せないのか

この差は大きく、自らの成長をこのような狭い世界観でせばめるのは非常に残念です。閉ざされた狭い会社内だけの空間にいるとこのような内向きの気持ちになるのかを是非、他者目線では無く自身の成長や将来に目を向けて欲しいと感じる。

合理化や改善は他人のためでは無く自身の成長や将来投資です

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