「ビジネスモデル研究会」としてLineについて解説してみます。
今更の説明もなんですが

LINEは、スマートフォン、フィーチャーフォン(ガラホ)、タブレット、パーソナルコンピュータで利用できるアプリケーションソフトウェアである。
利用者が相互に本アプリケーションをインストールしておけば、通信キャリアや端末を問わずに複数人のグループ通話を含む音声通話やチャットが可能である。通話サービスは通常の音声電話と異なりパケット通信を利用するインターネット電話で、パケット定額制サービスに加入していれば、通話料金を課金されることなく無制限に通話可能である。そのため無料提供されている本アプリケーションは「無料通話」などと宣伝されている。

Wikipedia

言わずと知れた「Line」ですが、どこのお国の製品か知っても知らんとも
便利な機能はそんな事は関係ないですが。一応解説しまして。

LINE株式会社(ライン、英: LINE Corporation)は、Zホールディングスの完全子会社で、コミュニケーションアプリ「LINE」を中心にインターネット関連事業を展開する日本の企業。
※Zホールディングス社はソフトバンクGr傘下のYahooを運営する会社。

が表向きの状況ですが、元を正せば韓国の企業IT企業

NHN株式会社、旧社名はNHN Entertainment株式会社。前身会社はNHNハンゲーム事業部門
その日本法人が企画開発した表向きは「純国産」と言う触れ込みです。

Wikipedia

今では多くの方はLine日本の企業と思っている方も多いと思いますが
こんな事件?騒動もありました。

LINE、個人データ管理不備で謝罪 中国委託先で閲覧可能

この話題は置いておいて、今では日本国民1億2千万人のうち8,900万人(約75%)の人が利用している化け物級のコミュニケーションソフトになります。

https://www.comnico.jp/we-love-social/sns-users より引用

これらのメッセンジャーツールの登場で電話が過去のモノになりつつあるのも事実です。

Lineはプライベート用なので「お仕事使いには失礼」
こんな感覚もまだまだおじさん方(古いお堅い企業)には根強いですが
これも時間の問題でしょう。

何がここまで、若者からお年寄りまで浸透したのか?

語り出せばキリがないですが
一番の功労者は「スタンプ」でしょうね。
これが、感情表現がし難いデジタルでの会話の中で
今の気持ちを端的に(嫌味なく)表現出来たのが大きいと思います。

文字だと固くなりすぎて、でも返信しないと失礼、何と打ち込めば良いか?
そんな時は「擬人化してスタンプに表現してもらおう」
これが小難しいテキストコミュニケーションの課題を見事にクリアしました。
今の気持ちを利用するスタンプの顔の表情に委ねる事が出来ます。
これはFacebookの「いいね」以来の大発明(大発見)かと思います。

もっと言うと、Lineのすごい所(必然的に流行った理由)

必要に迫られて利用する今や会話のインフラになった所です。
他のSNSツールは有れば便利で楽しいけど無くても良いかなで
Facebook、インスタ、TikTok、Twitterなどとは一線を画しています。

Lineは今や、電話やメールを完全に凌駕しています。
テレビ電話機能もあり、もっと言うと通話料も無料です。

ユーザーが多い事で他の仕組みの入口としての有効性もあり
行政単位ではコロナワクチン接種予約やワクチンパスポートなどにも活用されております。

過去にも同様のコミュニケーション用ツールはいっぱいありましたが
やはり最初のインパクト「スタンプ」からの繁栄が大きかったのではと推測します。

単に良いツールと言うだけでなく、差別化のキラーコンテンツ「スタンプ」が勝敗を分けたのではと言っても過言では無いと思います。

これは仕組みを提供する側は常に意識して頭の片隅に置いておこうと思います。

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