中小企業の現場でお話を伺う所は「スマート工場やIoT」と言う言葉には魅力は感じるが、実際の自社に置換えると様子見と言うのが実情です。

「IoT」と言う言葉がバズる裏側には切っても切れないキーワードが有ります。

第四次産業革命(インダストリー4.0)

「Industrie 4.0」はドイツ語で第4次産業革命の意味、産官学共同で進めている国家プロジェクト。人類史上4回目の産業革命、つまり「第4次産業革命」を起こす取り組みとしており、そのコンセプトは「スマートファクトリー」(考える工場)

整理も込めて第四次産業革命の軌跡
第1次産業革命:1785年 蒸気機関など工業の機械化
第2次産業革命:1865年頃 電力活用による大量生産の開始
第3次産業革命:1969年 IT化によりオートメーション化
第4次産業革命:2011年 ドイツが提唱するスマートファクトリーの実現
IoT、ビッグデータ、AI(人工知能)

この様なキーワードは規模が大きくなればなるほど、概念で語られるので
本質が見え難くなることが多々あります。

鳥瞰的に見てみます。

第4次産業革命(Industrie 4.0)= スマート工場 :と捉えましょう。
「集める仕組み(IoT)」⇒「集めたデータ(ビッグデータ)」⇒「集めたデータの分析(AI)」⇒「役立てる」
この様な流れを組み込んだ工場をスマート工場と呼ばせて頂きます。

如何ですか?こんな解釈で良いと思います。

では、なぜ今なの?こんな疑問は
⇒「技術の進歩」「環境が整った」事を発端に
大手の工場だけでは無く、中小企業でも同じように導入出来る環境が整ったと言う所でしょう。

長引く不況で投資の少なかった企業に対して、国がシステム投資を促し資金を動かしたい施策として声を挙げているのが現在かと思います。

大手では当りまえだった、SCM(サプライチェーンマネジメント)の考え方を中小企業も進めましょう。