詳しく知っていても別に何の徳にもなりませんが
雑学として知っていれば飲みの席でドヤれる程度のデジタル講座です。

今回のテーマは今や必需品となって市民権を得ている「Wi-Fi」です。
内容は良く分からなくても、老若男女「Wi-Fi」と言う言葉自体は知っていますよね。難しい技術は別にしてもこれだけ知名度が上がった生活に密着したワードは珍しいと思います。

先ずはいつもの語源から、今回はデジタル大辞泉先生の出番です。

「Wi-Fi」とは「Wireless Fidelity」の略で、「Wireless」=無線、「Fidelity」=忠実という意味。無線LANアダプターのブランド名で、米国の業界団体、Wi-Fiアライアンスが機器間の相互接続性を認定したことを示す。

デジタル大辞泉より引用

そうそう「無線LAN」の事だよね。
こんな理解で間違ってはいませんが、完全なるイコールではありません。
世の中に数多ある「無線LAN」方式の中でも専門業界団体が認める基準を満たした製品のみが使用出来るブランド名になっていると言う事です。

無線LANが商品化された当初は、同一メーカーであってもラインナップの異なる製品間では相互接続は保証されていなかった。このため、購入検討にあたり実際に接続可能かどうかユーザーに分かりづらく、無線LANの一般への普及に問題があった。
Wi-Fiに認定されるには、Wi-Fi Allianceという団体による認証が必要である。Wi-Fi Allianceは、ユーザーのニーズを汲んで技術が成熟できるように、この問題を解決するための団体として1999年にWireless Ethernet Compatibility Alliance (WECA) という団体名でスタートし、2000年3月から認定業務を開始した。その後Wi-Fiの認知度が高まってきた2002年10月にWi-Fi Allianceに改名した。

Wikipedia

「Wi-Fi」は選ばれしものだけに許された特別な名称と言う事が分かればOKです。

ここからは少しマニアックな技術的なお話ですので興味のない方はスルーして下さい。

技術的にどんどん進化していますが
なぜこのように通信規格と周波数帯が存在しているかと言いますとそれぞれ規格や周波数帯には長所短所があり、それらを補うために技術的な進化をしております。

特徴的な例を挙げますと

5GHz障害物に弱い
同一の周波数帯を使用する機器がないため、電波干渉が少ない
2.4GHz障害物に強い
電子レンジ・無線キーボード・マウス・Bluetoothなどと干渉しやすい
屋内・屋外共に利用可能
2.4GHz・5GHz帯の特徴


最近では、一つのWiーFi機器で、マルチの規格対応機が出ているので、規格選択に迷う必要は無くなっております。

個別の用途例で言いますと
皆さんもお使いの高速道路のETC、ゲートを通過する際のWiーFi規格は「IEEE802.11b」を使っております。

海外旅行などに頻繁に出かけていた方は、まちのあちらこちらでFreeWi−Fiを使ったことも多いと思います。
日本でも最近はCafeやホテルなどではFree Wi−Fiが増えて来ましたね。
便利な世の中になったものです。

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