最近までAIお絵描きツール「Midjourney」の話題が盛り上がっていましたが、OpenAIの「DALL·E」がMicrosoft Bingに実装され、シンプルかつ使いやすくなったと話題です。

DALL·Eの台頭

AI技術が進化する中、ChatGPTに驚かされた私たちは、もはや多少のことでは驚かなくなりました。しかし、デジタルの世界ではAIが独自の地位を確立し続けています。以前、「Midjourney」についての記事を書きましたが、AIお絵描きの分野でも競争が激化しています。

DALL·Eとは?

OpenAI社が開発した「DALL·E」は、テキストの説明に基づいて画像を生成するモデルです。高いクリエイティビティを持ち、さまざまなスタイルやテーマに対応した画像を生成できます。広告やマーケティング、映画やゲームのグラフィックス、デザインなど、多くの分野での応用が期待されていますが、利用に際しては著作権や倫理的な問題にも配慮が必要です。

Microsoftとの連携

「DALL·E」が特に注目される理由の一つは、Microsoftとの連携です。大手企業と組むことで、ユーザーにもOpenAI社にも、もちろんMicrosoftにとっても「三方よし」の結果となっています。

ユーザーインターフェース(UI)が統一されることで、使いやすさが大幅に向上し、無料で利用できる点も魅力です(もちろん裏ではビッグデータが提供されていますが)。

利便性の向上

「Midjourney」はDiscordを通じて使用する必要があり、その一手間が煩雑で使い勝手が悪いと感じることもありました。しかし、Microsoftに組み込まれた「DALL·E」は、直接Web上から利用可能で、多くの人にとって使いやすくなっています。これこそがソフトがバズるために必要な要素で、一度その便利さを経験すれば戻ることはありません。

今後の展望

現在、「DALL·E」は英語の指示にのみ対応していますが、Microsoftの力を借りれば、他の言語にも対応するのは時間の問題でしょう。翻訳AIを組み合わせることで、さらなる利便性が期待されます。

まとめ

AI戦国時代の覇権争いに巻き込まれている企業は大変でしょうが、ユーザーにとってはその競争のおかげで使いやすいツールが提供されることは事実です。今後もさらなる進化と利便性向上を期待したいものです。