「業務用PCは何を選べばよいですか?」
この質問は頻繁に寄せられます。PCメーカーやスペックは多岐にわたり、用途や予算、個人の好みでベストな選択が変わってくるため、アドバイスが難しい部分もありますが、今回は「迷ったときの選択肢」と「コストパフォーマンス」の観点から参考情報をお伝えします。
【前提条件】
- OS:Windows製品に限定(ビジネス用途ではWindowsが一般的)
- 種類:持ち運びが前提のためノートPC
- 用途:Office製品の利用やウェブ閲覧がメイン、時々画像や映像編集も
選定ポイント①:用途に合わせたOS選び
OS(オペレーティングシステム)
Windows 10でも11でも問題はありませんが、2025年10月にWindows 10のサポートが終了予定のため、これから購入する場合はWindows 11をおすすめします。HomeとProがありますが、一般的なビジネス利用ではHomeで十分です。
選定ポイント②:性能に影響するスペック
- CPU(中央演算処理装置)
高負荷の作業がない限り、一般的なビジネス用途には最新世代のCPUで問題ありません。インテルやAMDなどのメーカー差も大きくありませんが、ゲームや映像編集が主用途でない限り、標準的なモデルで十分です。 - SSD(記憶装置)
データの保存や読み書き速度を重視するため、HDDではなくSSDが必須です。容量は256GBあたりが一般的で、ファイルの保管はクラウド活用で補完できます。 - メモリ
処理速度に影響するため、ビジネス用途には8GB以上を推奨します。余裕があれば16GBも検討してみてください。
補足情報
- Microsoft Officeツール
「Microsoft 365」のサブスクリプションがおすすめです。一般的なビジネス用途であれば「Business Basic」プランが最適です。 - サイズと携帯性
ノートPCはA4やB5サイズなどがありますが、携帯性を考慮してB5サイズを推奨。ノートPCでは画面サイズが小さくなりがちですが、デスクでは外部モニターを使うと便利です。 - その他の注意点
DVDドライブなどの外部デバイスは、ほとんどのビジネス用途で不要です。必要に応じて外付けデバイスを後から追加すれば十分です。
おすすめモデルのスペック例
- OS:Windows 11
- CPU:ビジネス用途向けの現行モデル
- SSD:256GB(HDDタイプは避ける)
- メモリ:8GB、予算が許せば16GB
- サイズ:B5サイズノートPC
複数のメーカーがありますが、主要部品は同様のものを使用しているため、パフォーマンスに大きな差はありません。
個人的おすすめ:パナソニック「Let’s note」
「Let’s note」は堅牢性や持ち運びやすさから非常におすすめです。新品は価格が高いため、リフレッシュ品(中古)でも十分満足できる品質です。