
通販が当たり前の時代、何を信じて購入していますか
いまや物品購入の主流となった通信販売。Amazonや楽天市場などのECサイトを
日常的に利用している方も多いでしょう。
では、みなさんは通販で商品を選ぶ際、何を判断材料にしていますか。
「口コミ評価」への過信が生む落とし穴
メーカー品など信頼できるブランドであれば、比較的安心して購入できます。
しかし、無名メーカーや格安商品、機能が似通った製品が並ぶ場合
多くの人が頼りにするのが「口コミ評価」ではないでしょうか。
「評価が高い商品なら安心」「口コミ件数が多いから大丈夫」
こうした思い込みは意外と根強いものです。
確かに、数十件程度の評価であれば“身内によるやらせ(いわゆるサクラ)”を疑うこともできます。
しかし、数千件のレビューがあり、かつ高評価が並んでいると、つい信頼してしまいがちです。
口コミにも存在する“構造的な問題”
実は、通販口コミには見落としがちな落とし穴があります。
口コミのやらせ行為は景品表示法などに抵触する可能性がありますが
これはあくまで国内法の範囲です。
海外からの書き込みや、国外事業者による投稿には十分に対応しきれていないのが
現状とされています。
さらに、こうした行為を行う側は法の隙間を突き
表面上は合法に見える手法を次々と編み出してきます。
海外では「口コミ投稿ビジネス」も横行
事実認定は難しいものの、海外では数千のアカウントを使い
特定商品の高評価レビューを大量投稿するビジネスが存在すると言われています。
しかも多言語対応で、国境を越えて展開されるケースもあるようです。
また、商品購入後に高評価レビューを投稿した利用者へ
Amazonギフト券などの少額インセンティブを渡す仕組みで
口コミを量産する事例も報告されています。私自身も、過去に同様の経験があります。
口コミを可視化する「さくらチェッカー」という選択肢
こうした状況の中で注目されているのが
通販サイトの口コミ状況をチェックできる「さくらチェッカー」です。
このサイト自体の信頼性については未確認な点もありますが
Amazonなどの商品ページURLをコピー&ペーストすることで
その商品の「サクラ度」を数値化して表示してくれます。
数値で見る「サクラ度」のチェック項目
さくらチェッカーでは、以下のような観点から危険度が算出されます。
さくら度は〇〇%です。さくらに注意
・価格&製品:〇〇%
・ショップ情報&地域:〇〇%
・ショップ評価:〇〇%
・評価分布、件数履歴:〇〇%
・評価、口コミ日付:〇〇%
・評価本文&評価者:〇〇%

判断基準は公表されていないものの、特に「口コミ日付の偏り」は参考になります。
短期間に集中して投稿されている場合は、注意が必要でしょう。
「低評価が少なすぎる商品」は要注意
Amazonなどで星1つや星2つといった低評価が極端に少ない商品も
実はリスクが高いケースがあります。
噂レベルではありますが、怪しまれないよう、あえて少数の低評価レビューを“サクラとして”混ぜ込み
内容も製品品質ではなく「梱包が少し残念だった」など、核心を避けた指摘にすることでバランスを
取る手法もあると言われています。
ネットも「人海戦術」の時代へ
現在のネット空間は、情報操作も人海戦術の時代に入っています。
単純な口コミ評価だけで判断するのは、以前にも増して危険になっています。
特に、最近よく見かける海外系の格安アパレルサイトや
SNS広告で頻繁に表示される格安商品サイトについては、慎重な見極めが欠かせません。
「安いから仕方ない」という心理も利用されている
「返品が面倒」「安かったからまあいいか」こうした購入者心理も、巧妙に利用されています。
気軽に“ポチる”行動の裏で、品質リスクを購入者側に押し付ける構造があることも忘れてはいけません。
情報に振り回されず、見極める力を
ネット戦略にただ流されるのではなく、情報の裏側を疑い、冷静に判断する力が
これからのビジネスパーソンには求められます。
口コミはあくまで参考情報の一つ。ツールも活用しながら、賢い選択を心がけていきましょう。

