良くも悪しくも大企業に巣食うお仕事の闇についてです。

中小企業で有れば人数も限られているので、結構お仕事は掛け持ちで色々とやりたい事があっても、諸々削ぎ落としてお仕事をしていますが。

大手は少し事情が違います。人材は比較的潤沢です、一つの担当業務を複数人(チーム)で行う場合もあります。

そうなると何が起こるか? 想像して下さい。

「お仕事を作り出してしまいます」(決して要らぬお仕事では無いですが)
内部会議用の資料作り、KPI指標報告を行う経営会議用資料作り、報告用の下準備資料作りと意味が無いとは言わないまでも意味合いの薄い表面的な報告し合うだけの内部での上司の自己満足活動

こんな経験は無いですか?
ISOなどで求められる「継続的改善」「目標管理」などがこれらのお仕事を助長します。

さて、それを現場に戻しますと。
上層部命令だからと仕事の意味合いも理解せずにただこなすだけのお仕事。毎月毎月のルーティンに組み込まれ、訳も分からずに脈々と後輩に受け継がれ業務効率化の名の下に、ExcelVBAマクロで自動化処理を行う。

その結果「属人化だの継承性」など「脱Excel」と言われたので有れば担当はたまったもので無く不信感しか残りません。

これが大手企業で蔓延る「お仕事」

「仕事が仕事を呼びいつしか仕事をこなすためのシステム化」が生まれて多くのシステムが量産されて来ました。

この辺もシステム化の闇の部分になります。
この脈々と受け継がれた企業文化は非常に難しいです。社内の人材では中々改善や意見も言えない風潮です。

そこで登場するのが、外様の経営者やよそものバカもの若者です。「このお仕事は何を目的にしていますか?」と純粋に問うのです。「上司に言われたから」「経営指標なので重要です」「管理項目に入っている内容なので無くせません」良くあるケースです。

一度、基本に立ち返りましょう。

  • その仕事の目的は何ですか?
  • 誰のためですか?
  • その結果から何が生まれますか?

こんな感じに純粋に問うて見て下さい。報告のための報告、単なる結果数値羅列の定例会議

少し悪たれて見ます。
データを報告された経営陣が皆さんデータを読み解く力やデータ分析力があるので有れば利用価値もあろうかと思います。しかし単なる経営陣でデータの見方(統計技術、KPIの本質)を理解して無ければ単なるグラフのちゃんちゃん報告会です。

こんな大手の現場を見て来たので、今でもこの分野には興味があります。
この様な目線からもう少し具体的な「クレーム処理」に付いて個人的に思う事を対応提案も含めて次回に続きます。

-PR-