サポート先のお客様からの問合せ内容の共有です。
シンプルですが結構奥の深い内容ですので参考になると思います。

「みなさんパソコンのバックアップはとっていますか?」
「はい、いいえ」それぞれかと思います。

最近ではファイル(画像含め)単体容量も多くなり保存媒体も定額かつ大容量化、クラウドタイプの保存も可能になり何をどのように、効率良く「バックアップ」を取ることは重要になって来ています。

しかし、重要とは理解しつつ「考えるのが面倒」などが重なり多くの場合「トラブった後の祭り」が多いのもバックアップです。「PCが故障、バックアップとって無い困った!」事が起きてから事の重大さに気づきます。そんな「バックアップ」に関してのレクチャーです。

結論として「クラウド上に保管しておけ」になります。
これは危険率の問題にもなりますが、機械物に絶対はありません。「機械は絶対にいつか壊れます」なので壊れる事を前提に「バックアップ状態」を考えます。

一概にバックアップと言っても、何をバックアップするか?この部分から明確に定義する必要があります。

  1. PCのOS環境を含めた復旧用バックアップ
  2. ファイル保存のHDDやSSDの故障した際のバックアップ
  3. ファイルが紛失した場合のバックアップ

①PCのOS環境を含めた復旧用バックアップ

①の場合、ソフト環境のバックアップなのでOSがWindowsで有れば「Windowsバックアップ方法」で検索すればOS環境を含めたシステムバックアップを取る事が可能です。これは一度は行って外付けHDDや大容量USB、DVD等に保管しておくと良いですね。ファイルが壊れた際に復元可能です。但しユーザーファイルまでは責任取れないので別に方法に委ねます。

②PCの物理的保存ハードが故障した場合

このパターンが多いと思います、これは環境にもよりますができる限りクラウド環境にファイルは保存してPC上には保管しない事をお勧めします。なのであまり大容量のPCでは無く、本体自体は最低限のOS用としてハードが壊れても別のPCで活用できるような環境を作っておきましょう。

③ファイルが紛失した場合のバックアップ

これも結構問合せの多い内容です。直近数ヶ月レベルのデータならまだしも、過去から延々と保存している絶対に使わないであろうデータ(でも稀に使いたい時がある)的な情報写真画像もあるでしょう、これは結構大容量になろうかと思いますがこれをクラウド上に保存することはあまりお勧めしません。

単にガラクタデータですので、有料クラウド上に置くのは結構無駄です。今なら数千円レベルでお安い外付けHDDや大容量USBも安くなっています。普段使いしない様なデータは別媒体にコピーしておきましょう。
DVD機能が付いていればDVD保存でも良いと思います。

以上を踏まえてのまとめです

バックアップは半年、年単位でルール化しましょう。

  • OSのバックアップは必須(一度行えば大丈夫)
  • 半年や1年程度(普段使い)は全てクラウド上で管理
  • 半年、1年以上のファイルは別媒体(HDD、USB、DVD)に保管

この様に会社でも個人でもルール化して行きましょう。大抵の場合は①②で解決します。稀に③の場合もありますが、なければ無いで諦めもつきます。

メモリアル(思い出)とお仕事は分離して考えて行きましょう。
これで快適PCライフが送れると思います。

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