「まちの総務」として地元地域企業の採用サポートをさせていただいております。
その一環として各企業さまの総務人事担当者との情報交換を行なっている中で。各担当者が声を大にして言うのが「高卒、専門校卒」の人員が圧倒的に不足している。この様な声です。
技術スタッフ部門では学歴を重視した採用も行われていますが、現場で即戦力となる人材の不足が依然として続いています。
各企業は様々な施策を検討し、学校との連携強化がその一環です。学校との良好な関係構築は進路指導の先生からの推薦として大きなアドバンテージとなります。
しかし、もう少し斬新なアプローチはないのでしょうか?各社が同じような取り組みでは差別化が難しいため、地元の高校生や専門学生が何に興味を持ち、何が彼らを鼓舞するかを徹底的に考えてみました。
都内進学で都内就職する大学生はネット上で企業の規模や知名度、福利厚生などを比較し選択しますが、地元の学校から地元の企業への就職に関しては情報が限られます。ネット情報も偏りがありますし、多くの場合は周囲のアドバイスに影響される傾向にあります。進路指導の先生や知人、そして親が大きな後押しをします。
こうした状況から導き出されるのは、地域ブランディングです。地元の企業が提供する以下のような特徴が親からの支持を受けるポイントとなります。
- 地元での安定感と将来性
- 親が自慢できる就職先
- コネが効きやすい
これらのポイントは高校生や専門学生にとって重要です。彼らはまだ自分の将来について漠然とした考えしか持っておらず、周囲のサポートを求めています。
彼らに対して、まだ見ぬ大人の世界への興味を引き出し、彼らの期待や不安に応えるようなアプローチが必要です。