縁あって、近隣の行政や商工会議所でのイベント関連の仕事を長年担当しています。
- 街コン事業、通算8回目(途中コロナで中止もありましたが)
- 就活サイト(近隣の事業所の就職活動サポート)
- 地域飲食店スタンプラリー事業
これらの単発イベントと周年企画の広報およびシステム運営を行っています。内容的には裏方の仕事で非常に地味ですが、イベント好きとしては楽しみながら取り組んでいます。
弊社は、イベントの直接運営ではなく、企画運営者を後方から支援する立場です。
イベント主催者側も決してイベントのプロではありません。単発イベントなどは年次で担当が変わるため、いわば素人同然です。それでも商工会議所や地元市町村のバックアップがあるため、個人企画よりは多少のアドバンテージはありますが、それでも集客は簡単ではありません。
人の気持ちは千差万別で、法則があっても計画通りには進みません。特にイベントに慣れていない主催者は、企画内容に集中しすぎて人集めの重要性を後回しにしがちです。
これはビジネスでも同じです(自戒を込めて)。策士策に溺れるわけではないですが、「企画が良ければ集客は簡単」これはまずないと思った方が良いです。
HPやFacebook、インスタなどSNSで広報すれば集客は簡単、これも幻想に近いです。
ではどうするか?(過去から現在の経験を踏まえて)ベタで地味ですが、お知らせや伝える(届ける)行為は、アナログとデジタル広報のハイブリッドしかありません。ネットで本当に届くのは数%以下です。良くて千三つ(3%)です。たまたまインスタで発見、その後HP参照。たまたまある人から教えてもらい、HP参照。なんとなく検索していたらたまたまヒットしてHP参照。こんな偶然の確率の中での勝負になります。
潤沢な広告予算があれば露出度は上がりますが、これは期待できません。そうなると、知り合いの知り合い紹介、広報誌、チラシ、ポスターなどフル動員ですが、それでも届くのは数%。せいぜい届いたとしても、そのうちアクションを起こす方は数%。
イベント主催者は毎回、集客に頭を悩ませています。結果的にデータは取れるので分析や、興味導線などは確認できますが、毎年リセットされ一から再開です(なかなか経験が生かされません)。
集客の難しさを改めて痛感しています。営業やマーケティングの難しさです。
巷ではMA(マーケティングオートメーション)やCRM(顧客関係管理)、SFA(営業支援システム)といったツールも出ていますが、やはり選挙などと同様に地道な努力が有効なのでしょうか?