この内容は今ほどインターネット環境が充実する前の出来事
当時の事業部長がかなり頻繁に中国への出張があり
その度に大陸と日本の会社間でデータやり取り(メール送受信)を
行いたいとの依頼で色々な設定を勉強したお話しです。

出張の時にホテルに戻った際に、ホテルから日本へメールしたいという事です。
中国でも比較的都市部でしたが、今の様なWifi回線などあるわけも無く
ホテルの電話回線を利用してのネット通信になります。

中国は今でもネット検閲は行われていますので、当時も一筋縄では行きません。
少し古い話なので記憶の彼方ですが……
ホテルの電話回線をPCのモデムに繋げ
確かダイヤルアップで国際VPN回線に繋げてから日本側の契約VPNと認証を行い
会社の社内メールに送った様な気がします。

担当者も初で、現場に帯同している訳ではないので手探りです。
一連の繋ぎ方マニュアルを作成して、中国からの返信を待ちます。
何度か失敗もしたらしいですが、無事に私のメアドに中国からメールが無事届き。
お互いに「安堵の様子」だったのを覚えています。
ここからがオチになりますが

試しに私に送ったメールが最初で最後

やっぱり設定が面倒とのことで、結局は国際電話での連絡になったそうです。
そうなのです、タフな中国人との交渉で疲れたらホテルでゆっくりお休み下さい。
という事ですね。

今ならWifiでインターネットネットに簡単に繋がり本当に便利になりましたが
最近の事情は知りませんが、今でも中国から日本とのやりとりには
検閲逃れのVPN接続が必要かもですね。

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