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「課題はありますか」の問いかけで1番多い内容が「人(自身、他人)」に関する内容です。

課題の対応策として「………ですね」とアドバイスしても
「忙しくて時間が無いから出来ない」こんなケースが往々にしてあります。

みなさんの身近や自身について振り返ると身に覚えないですか?

「忙しい」は物理的や精神的において全ての思考を停止させてしまいます。

厳しい言い方をしてしまいますと、その方の「性格によります」で片付いてしまいますが実はこの課題を持っておられる方が圧倒的に多いのが現場です。

「忙しい」をもう少し掘り下げてみます。「忙」の漢字を分解すると「心を亡くす」と書きます。「忙しい」は「いそがしい、せわしい」と読むそうです。

「忙しい(いそがしい)」:・急いでしなくてはならない事に追われている。する事が多くて休む暇もない。多忙だ。・落着きがなく、めまぐるしい。
「忙しい(せわしい)」・せかせかする気持だ。いそがしい。せかせかしたふるまいだ。

形容詞なので、状態を指す時に使う言葉です。なので万人に言える内容では無く、人によって状態が異なる場合が多いです。

「人によって」

実はこの「人によって」と言う内容が事をややこしくしており同じお仕事を任されても

  • 要領良く器用にこなす人
  • 忙しさのループに巻き込まれる人

この様に分類されてしまいます。物理的に忙しい場合もありますので一概には言えない部分もありますがこの章では精神的な部分にフォーカスしてみます。

私ごとで恐縮ですがシステム設計とか段取り、仕組み化を行う仕事上かなり段取りや優先順位の付け方、力の抜き方は得意な方で又、文書を作ったり、地味なコツコツ仕事も嫌いで無いので面倒なお仕事や物理的に多いお仕事でも比較的要領良くこなします。

なので、実は「忙しい」が口ぐせの人の気持ちが理解できません。「もっと要領良く、段取り決めてチャッチャとやれば」と本心では思ってしまいます。

でもこれでは、解決になりませんよね。要領良い人もいれば苦手な人もいるわけです。実は要領が良い人が少数派で苦手な人が多数派なのではと感じてしまいます。

では「どうするか」これが永遠の課題になっています。
次回にもう少し解像度を上げて掘り下げてみます。

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