明確な答えはまだ出ていません。自身でも答えを持っていません。ChatGPTに尋ねても、明確なヒントは得られませんでした。しかし、他の場所や世界では既に答えが見つかっているかもしれません。この永遠の課題について少し深く考察してみます。

以前にも、同様のテーマで記事を執筆しています。例えば、「オンライン教育から見た欧米式と日本式の比較 Part1」では、特にコロナ禍の影響で対面式の企業研修などが制限されていることに触れ、これが一時的な現象か、それとも本質的な変化が起きているのかについて考察しています。

また、「オンライン教育は対面型教育を超えられるか?」という問いについても議論していますが、この問いに対しては単純な答えを出すことは難しいと感じています。

一般的に、従来の対面式授業をそのままオンラインで行う形式が、「オンライン教育」として進んでいるように思われます。しかし、それは単に既存の形式を踏襲したものであり、本質的な進化とは言い難いと考えています。ここには深い複雑さがあります。

異なる視点から考えてみましょう。「対面型≒オンライン型」と仮定すると、これは単なる焼き直しに過ぎず、本質的な違いが見落とされている可能性があります。ここで重要なのは、教育の目的やゴールが異なる場合があるという点です。

そこで、まずは「教育」の定義から考えてみましょう。教育は、知識、スキル、価値観、文化、そして社会的な行動の形成と発展を促進するプロセスです。通常は教師や学習材料を介して行われ、主な目的は個人の成長と発展を支援し、社会的な統合を促進することです。

教育の目的は多岐にわたりますが、一般的なものとして以下のようなものが挙げられます。

  • 幼児教育:思考力の養成
  • 初等教育(義務教育):知識の伝達、スキルの習得、思考力の養成、価値観と倫理の形成
  • 高校、大学教育:知識の伝達、スキルの習得、価値観と倫理の形成、社会的統合と文化の継承
  • 社会人教育:知識の伝達、スキルの習得、社会的統合と文化の継承

これらの分類からも、オンライン教育と対面型教育の違いが明らかになると考えられます。次回は、より浅いレベルで分類し、オンライン教育と対面型教育の類似点と相違点について整理していきます。