前回の記事では、「数年後には〇〇によって無くなるだろう」という予測が実現していない事例について検証しました。

今回は「完全に無くなったもの」を洗い出してみました。デジタル化の進化が著しいことは周知の事実ですが、その過程で技術的に駆逐されたものにはどんなものがあるのでしょうか?

前回の記事で取り上げた代替品については、個々の好みや用途によってまだ一定の需要が残っています。しかし、完全に姿を消したものは、技術の進化によって完全に置き換えられたものです。例えば、「同じ値段で1リットルのものと5リットルのものがあれば、後者を選ぶ」という具合です。

デジタル関連の例としては、記憶媒体が挙げられます。記憶メディアの進化は目覚ましく、周辺機器まで駆逐してしまいました。初期型PCを使った方ならご存知の「FD(フロッピーディスク)」も、その一つです。当時は8インチ、5インチ、3.5インチと進化を遂げましたが、これは容量の進化というよりも、小型化の進化でした。今ではFDは完全に死語となっています。

その後、CDに進化し、さらにDVDへと進みました。途中でMDやレーザーディスクも登場しましたが、短命に終わりました。DVDがメディア保存の最後の砦かと思いきや、メモリー技術の進化がそれを駆逐しました。

半導体集積技術の向上により、以前は高額だったメモリーが低価格で高集積化され、一気にDVDまでのメディア媒体を駆逐していきました。今やパソコンのHDDも終焉の時代に入り、SSDの時代に突入しています。また、レンタルビデオからレンタルDVDに変わり、現在ではネット配信が主流です。技術の進化は、時代の媒体を次々と駆逐してきました。

さらに、通信技術の進化も見逃せません。固定電話から携帯電話、そしてスマートフォンへの進化です。まだ家庭用固定電話の需要は一定数ありますが、携帯電話(ガラケー)は既に風前の灯火です。

今後、何が進化し、何が残り、何が無くなるのかを見守ることはとても楽しいことです。引き続きウォッチしていきましょう。