これはまちの総務への相談と言うより、担当者の葛藤をお聞きした内容です。
とある中堅のイベント企画を行う企業さま
年間を通じて繁忙期と閑散期の差が激しく、繁忙期の忙しさは尋常では無くミスも乱発してる。
社員間でもストレスやイライラが募り、お客様からもクレームをいただく悪循環
「マルチで動ける人材派遣が欲しい」と言うのが要望です
これは一朝一夕で応えれれる問題では無く、闇が深いです。
一般論としてですが一次的な人員不足を人材派遣で手当てする
一見簡単に見えますが、効果が見えるのは業界や仕事内容によりけりです
特殊な業界での対応の場合は、単に人不足の問題だけではなく
もう少し深い所に課題があります。
「マルチで動ける人材派遣が欲しい」これが出来る事は理想ですが
これが出来るマルチ人材は一朝一夕では育たずに
仮に、いるとしてもかなりの高額給与のスーパー派遣社員です
引く手数多でタイミングよく契約は現実的に難しいという所です。
では、どうするか?と言うのが本質課題です
そもそも論として、忙しいお仕事の内容が分析、分類しておりますか?
俗に言う「コア業務、ノンコア業務」
一般論として忙しいが口癖の方や企業ではこの分析が出来ていません
言うは易しですが・・・
閑散期の時期を利用して業務の分析をお勧めします。
その時期に人材派遣を導入して出来る業務、出来ない(難しい)業務を分けましょう。
そうすることで7割位はノンコア業務と言う事が分かるかもです
(正式な統計データは無いですが)
そこで、現行の社員に3割のコア業務を任せて
7割のノンコア業務を人材派遣(事務派遣)かIT化を進めてみるのです。
これが、手間はかかりますが一番の近道になります。
まとめます
急に忙しくなった際に人材派遣を導入しても教える手間工数を考えると
0.5人位のパフォーマンスしか発揮できない。
社員の不満やクレーム続出で余計に忙しくなり悪循環
これって現場を長く経験している方が陥りやすい思考です
もしかしたら外部の方にコンサルを委ねるしかなさそうです。
このように文章におこすとこれは特定の企業の問題では無く
多くの企業が同じようなお悩みを抱えているかもです
まちの総務だけでは解決できる問題ではありませんが
まちの総務の事例を見て少しでも感じていただければ幸いです。
これがまちの総務が目指す共助の世界です。