ひとり情シスの話題は何となく孤独との闘いで悲壮感も漂い
話題にはこと欠きませんが
忘れてならない、中小企業あるあるの「ひとり経理」の怖いお話です。

「ひとり情シス」の悲哀や愚痴はネット上(Twitterなど)では散見されます。
しかし「ひとり経理」の話題は意外にドロドロしていて表に出るケースはあまりありません。
経理系は比較的、IT分野と似ていて専門性の部分が多様にあり
企業規模にもよりますが数人からひとりでの対応が多いですね

しかし、IT分野とは違って大きく変革や規模拡大が出来る分野で無く
比較的、日々淡々と間違いなくこなす地味ですが無くてならない分野です。

特にお金を扱うので多くの経営者は苦手な分野で
多少の特殊性もあるので任せきりの属人化の進む業務になります。
なので月末、期末の忙しい時は腫れ物に触る感じで
何の手立ても出来ない、経営者や周りの関係者は見守るしか無い感じです。

これは笑い話では無い、今でも現実に起きています。

なんだ「じゃあシステム化すれば解決じゃん」と思いそうですが
実はそんなに簡単ではありません。
これは私が経験した一部と思いたいですが

お話を伺う企業の中での「ひとり経理」担当は古株のおじさんや
ベテラン女性が担当しているケースが多いです。

もちろんみなさん、責任感と仕事へのプライドも高く素晴らしいです…
しかし、この部分が変化やオープン化の弊害にもなっている事実もあります。

・オープン化すると仕事が無くなる(専門性が薄れる)
・自分の領域(聖域)が荒らされる
ここまで考えるかは別にしても、今までのやり方を変える事を嫌がります。
「裏では面倒と思いながらも、表では何の課題も問題も無いです」
的に論破されます(具体的に幾度となく経験しています)

これは内圧では変化するのは困難です
徐々にですが外圧からの変化に期待するしかありません。
この辺が変化点の可能性を秘めています。

給与「デジタル払い」解禁へ 知っておきたい10の知識 (日経ビジネス記事より引用)

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