「ビジネスモデル研究会」としてスターリンク計画について紐解きます。

昨今、宇宙ビジネスが話題になっています。
先日の元ZOZO社長の前澤さんの宇宙の旅
ホリエモンロケット などなど
ここ数年で宇宙が身近になって来ております。

その中でも話題なのは、電気自動車のテスラ社を率いる「イーロンマスク氏」の進めている「スペースX社のスターリンク計画」です。

スターリンク (Starlink)は、アメリカ合衆国の民間企業スペースX社が開発を進めている衛星コンステレーション計画、低コスト・高性能な衛星バスと地上の送受信機により、衛星インターネットアクセスサービスを提供することを目的とする

Wikipedia

近い未来「スターリンク」を活用する事で、宇宙から降り注ぐ情報を地上でキャッチしてインターネットに繋げる時代が来る感じです。
細かくは宇宙電波を直にスマホ等が受けるのでは無く、地上の基地局で受けて通信網を介すると思いますが

これがもう少し進めば、手持ちのスマホが直に宇宙空間の衛星を通じて送受信出来る時代も近いかと思います。
※現在でも高額ですが、海洋上や山間部で活用する衛星電話はあるようです。

それが実現すると、海上、空の上、山間部どこにいても
もっと言うと自然災害時にも電気さえ確保出来ればインターネット通信が可能になります。(電気は太陽光でOK)

既にスペースX社では各国間でのベータ版モデル事業は進んでいるようです。
日本でも2022年度中にKDDI(au)などが「Starlink(スターリンク)」を、au基地局のバックホール回線(基地局と基幹ネットワークをつなぐ中継回線)に利用する契約を締結した。

スペースXは、衛星を軍用や、科学・探検などの用途に販売することも計画しているほか、2020年代中頃までに総数約12,000基の人工衛星を3階層に渡って展開することを計画している。

Wikipedia

アメリカ政府からの大型補助もありながら、国際的な覇権地位(世界征服)を一社が行なっていると言う事に驚きです。
宇宙計画と言うとアメリカ、ロシア(旧ソ連)、中国などが一歩進んでいますが、こちらはビジネス用途と言うより国家戦略としての宇宙空間の覇権がメインでしょうが

実際のビジネス用途(衛星活用のインターネット通信)分野にいち早く参入して進めている「イーロンマスク氏率いるスペースX社」は恐るべしです。

先行者利益もあるでしょうが、国策としての中国も黙ってはいないでしょう、国を上げての専用通信衛星を数万レベルで打上げる日も近いのかなと予想します。

いずれにしても、一社の技術を国を上げて活用する(地域自治体レベルでは無いですよ)世界規模と進んだ時の規模感は想像を絶すると思います。

SF映画の世界ですが、ネガティブな印象としては世界の闇の裏組織にスペースX社がハッキングされて世界征服を企んでいたらどんな未来になるのかと

ホリエモンこと堀江貴文さんもYouTube言ってましたが
宇宙ビジネスは日本にもチャンスがあるようです。
宇宙空間で用いる設備、部品技術は軍事転用技術のために輸出入が制限されているようです。
そうなった場合は国内で需要を賄う必要が出て来て、日本国のお得意の分野「ものづくりニッポン」(下町ロケット版)の活用の時代が来るかもです。

2001年宇宙の旅やSF映画を観て来た昔の少年たちも、今や高齢にはなっていますが
宇宙が身近に(手元)来る時代がすぐそこまで来ているようです。
そうなると5Gや第四次産業革命を通り越して次の世代に一足飛びに向かうかもです。

仮想の空間では「メタバース」に進み
リアルな世界は宇宙空間が身近になるようです。
怖さ半分、期待半分おじさんたちが元気な時代には間に合いそうです。
注目して行きたいですね。

ーPRー