お客様との会話から
「過去に導入したシステムの呪縛から逃れられない」この様な内容です。

約20年以上前、時はITバブル時代
各製造業はこぞって社運を賭けた「システム開発」を進めた経緯があります。
オフコンやWinサーバー全盛期です。

しかし、その後の景気低迷と事業変化の中で「システム再構築」が実現出来ず。過去の資産を微調整しながら現在でも活用(活用せざるを得ない)している企業も多いです。

過去からの経緯で、システム入出力が先輩から後輩に受け継がれ「入力の目的よりも入力が仕事として定着」何だか分からないけど「入力が仕事だから」と疑問も感じずにただ黙々とそのデータの活用側は、システム設計的に古いため本当に必要な情報では無くあくまでも経営会議の参考情報程度の内容

この事実は現場担当には届かず中間管理職は「経営会議で必要な情報」と言う認識で入力業務そのものを完全肯定(せざるを得ない状況)貴方に会社でも身に覚え無いですか?

この様な社内の空気感は誰にも変えられません。
経営者「必要な情報と言う認識」
管理職「経営者が必要と言うなら必要」
中間管理職「経営上必要なら入力は辞められない重要なシステム」
担当者「入力が仕事なので指示に従うだけ」

さてどうしましょう。社内では中々言い出せない内容を第三者に相談です。
これは結構ややこしいです。

システムリニューアル(再設計)にはコストも人員も掛かります。しかし、コスト削減と人員不足の中 前には進めません。

ドドーンと解説

「思い切ってシステム止めましょう」
強引ですが「システムが壊れてしまった」と仮定して見ましょう。最初は混乱して来ると思いますが、結構どうにかなるものです(経験談)しかし、これは結構暴挙になるのでもう少しマイルドに

結論「現状のシステムの棚卸しを行いましょう」です。

古いシステムの場合、既に設計者も仕様書も無くなっているかもしれません。運用担当はいてもシステム全体像を全て把握している方もいないかもです(結構あるある)

各部門の担当者からヒアリングしてシステムの流れ(I/O)の整理をして見ます。そうして出てきた内容を俯瞰してシステム利用価値を改めて関係者に問います。言うは易しですが、これは社内の担当者だけでは難しいです。様々な部門軋轢もあり調整が難航します

その際に役立てて欲しいのは利害の無い第三者です。

経営者に気遣う必要も無く、利害関係者意見は関係無いです。現状の事実を事実として明確化するだけです。いわゆる「システムフローチャート」とシステム連関図(入出力情報)です。

この事実が可視化出来れば、経営層も交えて関係者で問題点や改善点も見えて来ます。そうなればシメたものです、大きなお荷物システムの終了を迎える時期です。フロー図から必要な仕組みだけ抜き出します。
それを汎用品システム(リーズナブル)に置き換えて行けないか検討です。

その際に前回もお話しした「キー付け」だけを意識します。必要に応じでシステム拡張する時が来るでしょう。その際は「キー」で連携すれば良いのです。小さなシステムを連携しながら拡張していくのが今流の仕組みと考えます。

先ずはご相談ください。

-PR-