デジタル化人材育成は何から始めるのか?
大きく分けて2種の分類が必要
- 会社組織としての底上げ
- 担当者のスキルアップ
・会社組織としての底上げ
必要最低限のITリテラシーの向上、底上げが急務。内容的にはIT技術というよりも、IT機器の利用に関するルールや危険性(セキュリティリスク)等の理解を中心に進める。一般的にあるのが「情報セキュリティポリシー」などのルール化と遵守
ITリテラシーとは、世の中に溢れるさまざまな情報を、適切に活用できる基礎能力のことです。リテラシー(literacy)は、英語で文字の読み書き能力を表す「識字」を指し、情報を組み合わせて「情報を正しく読み解き、発信できる」との意味になりました。
・担当者のスキルアップ
よく言うデジタル化人材育成は企業のキーマンの育成に繋がる内容になります。この担当者のスキルアップに関しては方向性として2種類ありそこを見極めて進める必要がある。
- テクノロジースキル
- ビジネス変革スキル
を含めてデジタル化人材と表す場合が多い、しかしこの2つに異なる知識を短期間でしかもスペシャリストにまで昇華させるのは流石に難しい。そこで「まちの総務」的な提案になります。人員規模が潤沢な大手企業は別にして、一般的な中小企業と言われる規模の場合を想定します。
・テクノロジースキル
デジタル化の進化は早く、スキルの深度もあり一朝一夕では難しいです、ここはあえて最低限の興味程度にしておき外部の専門家に委ねる(伴走)が早道かと思います。この辺を「まちの総務」にサービスでお手伝い出来ればと思います。
・ビジネス変革スキル
本題はこちらのスキルです、専門家技術は専門家にお任せして単に外部IT専門家では入り込めない部分の調整出来る人材育成に力を入れるべきです。
この変革スキルについて深堀して見ます。この分野のデジタル人材スキルは3つの要素に分解します。
- 社内調整スキル(利害関係者調整)
- 業務分析が出来て断捨離が出来るスキル
- 問題意識が強く課題設定力スキル
ものすごく漠然としていますが、要は部門間調整や企画力、分析能力が長けた人。
※長けた人と言ってしまうと教育とか育成とは違いますが、この様な素養を持った人を担当にする事で更にスキルアップに繋がると言う考え方です。
逆にこの様な素養がない方が担当になると技術志向や1人よがりになるので人選は重要です。この部分を経営者や上長が履き違えてPC好きだからなんとなくIT担当としてしまい、上長がコントロール出来なくデジタル化推進がギクシャクして進まないケースを多々見ています。
そんな経験談からのまとめ
デジタル化スキルはスペシャリストの必要は無く、社内調整出来る皆に頼られる人材を選出してデジタル化推進を行う。技術は経験的についてくるので優先度は次、この担当者と経営層を中心に「社内IT化ポリシー(ルール)」を作り全社員への徹底を行う
人員規模の少ない会社は、先ずはこの辺から整理して「デジタル化の底上げ」を目指して行くのがスマートであると考えます。
まちの総務はそんなお客様と伴走させていただきます。
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