AIの進化によりプログラミングの世界が一変する?
こんな話題について書いてみましたが
確かに企業に横串を入れた様な「汎用的な業務アプリ」はAIにより置換や代替が出来そうなのは簡単に予想出来ます。
企業毎のオリジナルシステム(アプリ)の代替は可能なのか?この辺にポイントを絞って考えてみます。
システムの大小(大規模小規模)に関わらずプログラミングの基本はI/O(INPUT、OUTPUT)で成り立っています。そう言った意味では代替の可能性は高いですが、いくつかの課題は出て来ます。
- オリジナルにこだわりすぎて作り込まれた処理
- 業界独自の慣例に則った処理(他業種では使わない)
- 専用の入力機器を活用している場合
- オリジナルフォーマットに依存する場合
この辺から掘り下げてみます。
・オリジナルにこだわりすぎて作り込まれた処理
この辺は結構厄介です、これがまさに「DXの本質」部分でもあります。過去の慣習は変化が難しく、軋轢もうみます。「汎用品でいいじゃない」はオリジナル肯定派には届きません。
「業界標準」などで攻めて行けば可能性も高そうですが、これは人(担当)が変わらない限り永遠ループな感じがします。せめて統合型(デパート型)から機能別統合(モール型)に移行出来れば良いですが。ここはもう少し時間がかかりそうです。
結果的に銀行統合などでシステム統合が難しいかったのもこの類です。
・業界独自の慣例に則った処理(他業種では使わない)
これは結構あるあるで、業界独自の慣例は残りそうです。建設業、製造業、サービス業、運送業、第一次産業、医療系これも一筋縄では行かない感じで汎用化の足かせにはなりそうです。但し業界毎には進んで来そうではあります。
そこは業界の事の力関係や技術レベルが影響しそうです。
・専用の入力機器を活用している場合
これも少し事を複雑にはしていますね。入力機能も手書き、PC、タブレット、スマホ、設備PLC、バーコード、OCRなどなど一つ一つを捉えての置換では時間がかかり過ぎて得策ではありません。
ここはDXと言う革新的な上位互換の登場に期待するしか無さそうです。
・オリジナルフォーマットに依存する場合
これは業界ルールにもよるかも知れませんが、特に日本人は雛型や定型分が好きな文化の様です。行政などはある程度統合化は進む可能性はありますが、民間レベルや企業単位では難しい感じがします。
アレ?全てネガティブな内容になってしまい、明るい未来が描けていませんが。
これはデジタル進化の過程と似ています。
過去のアナログ作業をそのままデジタル置換したツケでもあります。しかしアナログの時代から確実にデジタル化に進化して来たことには変わりはありません。
次の進化はAIによるデジタル化統合の第3ステージに移行します。これが5年後か10年後かはわかりませんが、確実に変化は出来るはずです。
どこまで「アプリの民主化」が進むか見守って行きたいと思います。
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