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╋■┛ 『まちの総務』メルマガ通信 No184
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■工場視察のポイント その②3Tの次は王道の5S確認
王道の5S確認
工場の管理や状態を確認する場合に避けて通れない「王道の5S確認」についてです。前回の記事にも書きましたが「工場は生き物です」なのでどんなに自動化や最新設備があろうが逆にどんなに老朽化した設備や古い工場であろうが管理の体制としては一緒です。
「最新だから良し、古いから悪い」とはなりません。
古い設備でも工場でも管理の目が届き運用されている工場も存在します。最新工場でも管理されておらず「澱んでいる」工場なども多く見受けられます。
そんな際の大事なポイント「5S」です。
少し言い尽くされた内容ではありますが「整理・整頓・清掃・清潔・躾」は工場運営の基本になります。
それを少し深堀して見ます。
単なる製造作業として、加工設備を使用して製品加工をしている従業員を想像して下さい。この担当者が「ただ言われた事だけやっていれば問題なし」と考えるか、作業を行う上での「注意事項を意識して次工程はお客さま」と5Sを徹底していたと想定します。
作業には不具合やトラブルはつきものです。設備不具合、材料不足、製品汚れ不具合諸々の状況は日々遭遇します。その際に「私は作業するだけの担当」と言う意識と「私は責任を持って作業を行う」この意識だけでも品質に対して大きな影響を与えます。
この意識と言う言葉では定義しにくい漠然とした内容ではありますが
「整理・整頓・清掃・清潔・躾」を作業者の頭の中に意識する事で
・異常に気付く(異音や異臭がする)
・いつもと違う状況がわかる
・製品作業前後の見える化
細かくはもっとありますが、これらを踏まえての「躾(しつけ)」と言う意識付けが非常に重要になります。その結果「次工程はお客さま」と言う意識も芽生えて製品品質にも影響が出て来ると言う内容です。
これらが海外でも評価されている「日本のものづくり文化」の象徴であります。
詳しくはWebで
□┓ 生産管理システムのDX
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■まちの総務的視点で考える① 生産管理システムをDXの観点から見直す
生産管理システムとは?歴史と現状
企業、特に製造業において不可欠な「生産管理システム」。これは企業の規模や業態によってExcelによる管理、汎用システムの導入、オリジナル開発など、さまざまな形で運用されています。
生産管理システムの歴史は古く、コンピュータが普及し始めた頃から存在し、少なくとも50~60年の歴史があります。技術やプログラミング言語は進化しても、その基本的な目的――生産フローの可視化と業務の効率化――は一貫しています。
しかし、現代では各企業が「焼き直し」に躍起になり、システム導入や刷新に翻弄されている状況が見受けられます。こうした現状を踏まえ、本コラムでは「DXの視点」から生産管理システムの在り方を再考してみます。
シリーズとして複数回に分けて議論していく予定ですので、興味のある方はお付き合いください。
テーマ
・生産管理システムを定義する(今回)
・生産管理システムの業種・業態ごとの違い
・汎用システムではなぜ対応できないのか?
・汎用品ではまかなえない範囲
・社内政治:「既存踏襲派 vs. 改革推進派」の対立
・DXの視点で生産管理システムを再考する
・生産管理システムのデータ活用とロジック
・シン生産管理システムとは?(理想の姿)
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□┓ まちの総務コラム
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■【DXコラム】DXやデジタル化が進みにくい地味な課題が見えて来た
企業のデジタル化推進サポートを行う中、ネット上や表面上からは浮かび上がらない地味な課題が見えて来たので共有します。
「日本のデジタル化が遅れた理由」などとネット上では話題になっており色々な分析も進み課題も見えて来てはいる様ですが、もう少し現場に近い所では違った表には出てこない現場のリアルがあるようです。
「誰がやるのか?」
そんな話題です、これは担当者がいないと言う人材不足の内容では無く。担当は何となくいるが「積極的には自分から言い出さない」と言う少し地味な課題が見え隠れしている様子です。
担当者の気持ちとすると
「きちんと組織だって言われればやる」けど面倒に巻き込まれるのは勘弁してね。これは過去のトラウマ(失敗事例)も影響しているようです。
今の体制のまま「DXやデジタル化」と持ち上げられても…
・「結局言い出しっぺが損をする気がしてならない」
・「社内の軋轢調整は誰がやるの」
・「上長や関係部門への提案や提案資料作成は誰がやるの」
・「導入後に他部署のサポートまで私がやるの」
グチを聞くとこんなネガティブ思考な意見が出るは出るは一応、小さくとも情シス担当ではあっても部署内の一担当に権限などありません。それを期待されても…と言う本音がチラリ
詳しくはWebで
□┓ デジタル講座
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■【デジタル講座】SFが現実に?「体内マイクロチップ埋め込み」の未来と課題
「体内にマイクロチップを埋め込む」という未来像が、現実のものとして近づいてきています。スウェーデンではすでに数千人規模で実用化されており、鍵やクレジットカード、電車のチケットとして利用されているとのことです。
まるでSF映画やスパイ映画のような世界ですが、日本国内では倫理的な問題もあり、大きな波には至っていません。しかし、ベンチャー企業の動きや、ペットへのマイクロチップ埋め込みの計画など、徐々にその存在感を増してきています。
体内マイクロチップとは?
手のひらに埋め込むタイプのマイクロチップは、NFC技術※を利用して電子機器をかざすだけで本人確認ができるものです。たとえば、スマートフォンに名刺を表示させたり、オフィスの鍵を解除したり、さまざまな決済認証を可能にします。
この技術を「究極の個人認証」と見る向きもあります。スマホやクレジットカードなら盗難のリスクがありますが、手に埋め込まれたチップは、よほどのことがない限り不正利用される心配がないためです。
詳しくはWebで
□┓ お知らせ
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□┓ 編集後記
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まだ記憶に新しい昨年の「令和の米騒動」。新米の季節には落ち着くかと思われましたが、今年に入ってもなお米の価格高騰は続いています。インターネット上ではさまざまな憶測が飛び交い、本質的な原因が何なのか、あるいは複合的な要因によるものなのか、判断が難しい状況です。確かなことは、誰かが価格を引き上げ、それによって消費者が影響を受けているという事実です。これは国の方針なのか、中間業者による搾取なのかは定かではありません。しかし、食糧安全保障の観点からも、米が投機の対象とならず、適切にコントロールされることを願うばかりです。ガソリン価格の高騰も、同じ根本的な要因によるものでなければよいのですが。
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