技術の進化は止まりません。
技術革新は本来、ユーザーが知らなくても便利に享受できる事です。

スマホを使っている人は「スマホの中身(技術)」には
興味ないですよね。
PCやタブレットもしかりです。

技術を知らなくても何の問題もありませんが
逆に昔苦労していた内容が新技術によって解決されているという事は
物凄く感動します。

ここには人知れぬストーリーがあります。
進化を感じるのは特に通信技術です。

IoTと言うと「既存技術の組合せで簡単にネットにつながる」
と言う触れ込みですが

「簡単につなげるには」その昔はどれだけ苦労したことか・・・
と言う昔の苦労話をするのでは無く、進化に感動と言うお話です。

・通信の会話(プロトコル)の進化の件

通常「ComA」「ComB」で通信(会話)を行う場合

どちらかが主導側(マスター)と従属側(スレーブ)に分かれ
*仮に「ComA:マスター」「ComB:スレーブ」とします。

会話の前に通信を確立するための準備があります。
・ComA⇒ComB:ENQ(通信OPEN問合せ)
・ComB⇒ComA:ACK(OK) or NAK(NG)
ここから初めて会話(データのやり取り)が始まります。
会話が終了すると
・ComA⇒ComB:EOT(通信Close問合せ)
で終了

この様な感じで、これを電話に置き換えると分かりやすいと思います。
・ComA⇒ComB:ENQ(電話呼び出し)
・ComB⇒ComA:ACK(OK) or NAK(留守)
会話開始
・ComA⇒ComB:EOT(電話を切る)
で終了

この様な事を会話毎にプロトコル(手順)に沿って行います。
この辺の手間を簡略化したのが新しい技術と言う訳です。
今でいうと「チャット」をイメージすると分かりやすいと思います。

ユーザープログラム側は何も意識することなく
「勝手にデータを送信するだけで」「相手側が勝手に受け取ってくれます」
ってすごくないですか?

WebSocket側で常に「通信セッション」を管理してくれるのです。
しかも長時間ですよ・・・
その間もWebSocket側で「KeepArive(通信生きてますよ)」と確認までしてくれます。
このおかげで、常に「通信セッション」が行われて状況で安定的に通信が行えるわけです。

要はこの様に技術進化によって、余計な気苦労(プログラム開発)の工数が
減ったと言う事です。 フー・・

個人的にかなり興奮するくらいの技術ですが・・・
一部の人には判って頂けると思いますww