こんな相談をいただきました。
「現在、社内の共有ファイルサーバーにNASを活用していますが、拡張を考えています。選択肢が多く、何を選んだら良いでしょうか?」

このような質問です。確かに選択肢が多く、将来を考えると最適なソリューションを選びたいですよね。

「まちの総務」としての回答
「メジャーメーカーのクラウド製品一択です」と言いたいところですが、実は私自身もベストな選択肢を持っていません。その理由や今後の選択肢の参考になればと考え、この記事を書きました。

一般的なSaaS製品の問い合わせであれば「クラウド一択」と明確に答えられます。しかし、企業内の共有サーバーに関しては、まだ迷いがあります。

過去の選択肢としてはオンプレミス(社内設置)のファイルサーバーが主流で、徐々にクラウドタイプが普及してきたというイメージです。個人的には「クラウド派」ではありますが、ファイルサーバーに関しては「完全クラウド」とは言い切れない部分もあります。

この辺りで「ファイルサーバーのオンプレミスorクラウドのメリット・デメリット」に関する記事が多数ありますので、そちらを参考にしていただくと良いでしょう。

結論としては、優劣を付けることは難しいです。
デジタル製品の世界では「エースの登場」があり、そこに他社が追従する流れがありますが、実際のところ「エースが不在」です。

Web上の記事でも「おすすめファイルサーバー〇〇選」と目立ちますが、自信を持って「これ」と言える製品はなく、自社の都合に合わせて選ぶしかありません。

そこで冒頭の質問に戻ります。
「推奨商品を教えてよ」「色々な製品を検討する暇がないよ」と感じることでしょう。

まずは一定の方向性としての回答です。
「現状ではオンプレミスのNASサーバー選択」とさせてください。

理由は様々ありますが、1番の理由として利用者も多くファイル容量も多くなるファイルサーバー群が挙げられます。管理体制が整っていれば別ですが、多くの中小企業では無秩序状態です。それをそのままクラウドに移行するとコストパフォーマンスも悪く、まだまだ高額です。

この部分には私も過去の経験からの思い入れがあるので、もう少し深掘りして進めていきます。
パート2の記事をお楽しみに。