サラリーマンの性なのか?それとも人間の本性なのか?物事を「メリットorデメリット」だけで判断する傾向があります。デメリットも論理的であれば良いのですが、その受けての批判的な態度が対立構造を生み出す部分は非常に危険です。これがまさに分断や対立、右左などにつながる可能性があります。

新たなモノや進化の過程で人間は総評論家になります。肯定派、否定派、無関心派。まさに現在騒がれている対話型AI「Chat GPT」などが分かりやすい例です。

肯定派はメリットを挙げ、前向きな発言をします。否定派はデメリットを探して慎重であったりブレーキをかけます。無関心派は蚊帳の外で問題外としましょう。肯定派はこの際放置で大丈夫です。勝手に盛り上がるでしょう(私も含めて)。

一度この否定派の「デメリット」を前向きに捉えて見たいと思います。
本来の意味から整理しましょう。

「デメリット」とは何らかの物事や行動において、欠点や不利な点、マイナスの側面を指す言葉です。つまり、その物事や行動にはプラスの側面がある一方で、ネガティブな側面も存在しているということを表します。

Chat GPT回答

デメリットは改善余地あり(伸びしろby本田圭佑) デメリットはネガティブな側面もありますが、逆を返せば改善余地もあると言う ポジティブ要素に変えることが可能と言う事です。

一旦整理しますが「デメリット」と「否定派」は区別しておきます。デメリットがあるから「ダメだ、使えない」とか断定では進化や変革自体を後退させてしまいます。

分かりやすい例で「ChatGPT」を事例に話します。
SNSやYouTubeを開くとこのキーワードを目にしない日がありません。多くは前向きに捉えた「歓迎ムード」ではありますが、一定数の否定派「ネガティブ思考」の投稿も目にします。これは「反論で目を引く」ポジション的な側面もありながらも、実はバランスも取れた情報でもあります。

ではChat GPTに自身のデメリットを尋ねてみましょう。
ChatGPTのデメリットには以下のようなものがあります。

  • 情報の正確性や信頼性の問題
  • バイアスの問題
  • 情報のプライバシー問題
  • エネルギー消費の問題
  • 著作権の問題

Chat GPTには以上のような問題が存在します。まさに的確です。デメリットをしっかり認識する部分はメリットですね。

デメリットを整理すると、技術的進歩で解決できるもの(情報の正確性や信頼性、エネルギー消費)、法制度が後追いで解決するもの(プライバシー、著作権)、理解し認めるもの(バイアス)があります。これらは進化の過程でしっかりと議論されていくでしょう。

一番危険なのは「見えない不安」「思考停止」「利用抑制」です。
隣国では既に「使用禁止令」が出されているそうです。国内でも企業や教育機関でも同様の議論は起こりそうです。

発展や進化を阻むのではなく、どう付き合って行くか、どうアップデートして行くか気にかけて行きたいと思います。

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