新たなパワーワードが出現「リスキリング」
デジタル人材育成をベースとした「人材育成」をテーマにした様々なキーワードが乱立していますが、人材育成の本質は一緒です。
リスキリングとは人材戦略の一つで、コロナ禍により加速したDX化やデジタル化などに
対応すべく自社社員の能力を再開発し、時代に即したスキルを身につけさせて、新たな
仕事や職種に携わることを推進する取り組み。
その中から何を学ぶかが重要で、そんなデジタル人材育成に関して場合分けしながら深堀して見ます。
前回は「中小企業情シス担当が目指すスキル編」として
人員も予算も潤沢では無い中小企業のデジタル化推進担当者の目指す「リスキリング」に対しての考え方について述べました。
今回はその中の具体的内容について掘り下げます。
デジタルサービス人材育成
前の章でも書きましたが、デジタル人材スキルは一朝一夕では学ぶのは非常に困難で日々新たな技術や新製品サイクルが繰り返され、情報アンテナと本質を見抜く力が試される、カリキュラム的に学ぶのは難しい部分です。
またサービスの対象顧客が社内の老若男女、各自のスキルも課題も違う方々、職位もバラバラなので「IT介護」などと揶揄され、単なる便利屋的な扱いも時には受け自身のスキルアップ努力と会社評価のミスマッチも起こり得る微妙な立場になります。
加えて、期待も大きくそれに応えるプレッシャーもあり期待と成果に対するギャップがそのままの評価にもつながり挙げ句の果てに「脱Excel」や「属人化」「継承出来ない」など負のループにも追い込まれます。
これらは担当者目線ではありますが、経営者目線から見て見ますと結構な頻度で「地雷」を踏んでいるケースが多いです。
人材育成と人材選定に関しての考察
これはよくあるケース(と言うか殆どがこれ)ですが、社内のOA担当社になるケースは「比較的PCに興味がある人」がベースです。これは一次判断としては当然ですね。
経営者に取ってもデジタルは苦手な分野、でも社内のOA化は必須、PC買ったら誰かが面倒見てくれないと導入出来ない、インターネットにも繋げないプリンターの設定もメール環境も設定出来ない。こんな事から選ばれるのは情シス的なスキルがあると言うよりもPC好きな担当者になります。
このPC好きな担当者は水を得た魚の様に自身の興味の中で進める事が出来、若手であっても経営者と直に相談ができ一気に自身の世界を作り出します。
それが現在の位置です
しかし、多くのPC好きな人の思考は(私的なバイアス含みます)PC好きではあるが個人的趣向で興味の範囲で突っ走る傾向があります。そうなると埋まらない溝が経営者や上司との関係です。
上司を説得出来ずに悶々と「理解が出来ないのは上司のせい?」
腫れ物に触る様なデジタル苦手な上司
自身では頑張っているのに報われない担当
この構図は解決策も見えずにこれが俗に言う「ひとり情シスの悲哀」につながりSNS上での愚痴に繋がります。
課題は2つあります
- PC好きな担当者がもう一歩上の戦略的担当者になり得るか?
- OA担当とは別に新たに人選して俯瞰で見られる人材育成を行うか
今いる担当者に期待して進めるか?新たな人材育成を進めるか?
非常に悩ましい内容ではありますが、ここの選択は企業のデジタル化推進の未来にとって非常に需要になります。
無責任な立場での個人的には②を推奨します。
理由としては①の立場の人との溝を埋める行為や個人思考の強い担当に広い知見を持っていただき全体最適を求めるのはかなり厳しいと感じます。(この様な担当者を多く見ています)
理想は①の担当者を上手く扱い活用出来且つ社内調整が出来る人材発掘や人材育成になります。
とは言え、これが出来れば既にやっていますよね。しかしこの②の人材育成が国や企業が求めているリスキリングになります。
元も子もないですが先ずは「何を学ぶかよりも誰が学ぶか」に帰結してしまう
悲しい結論になりますが。
でも安心してください。
足りない知識は時間をかけて人材育成するよりも、外部を頼りましょう。一社単位で有れば悩みは深いですが、複数単位で俯瞰で見れば各社同様のお悩み事です。今から個別に人材育成するよりも既に出尽くしている情シス課題について横串解決する事で近道になります。
そんな思いで形にしたのが「まちの総務のサービス」
「企業向けデジタル推進サポートプログラム」です。
月額のお得なプランで情シスのBPOを行うサービスになります。
「あなたの困ったは解決出来る誰かがいます」
一歩づつデジタル化推進して行きましょう
次の章では「デジタルマネジメント育成」について深堀します。
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